日本製の家電をハンマーで叩き壊す人々の姿を覚えていらっしゃいますか?!
中国の話ではありません。
1980年代後半の米国での出来事です。その背景には台頭する日本への脅威論がありました。
当時の米国は輸出攻勢に出ている日本を“円高”で封じ込める戦略を取りました。プラザ合意のあった85年と比べて円は一時対ドルで3倍に上昇し、海外と比較した賃金も3倍になり、そのため日本企業は一気に競争力を失ったのです。
円高は聖域なきコスト削減を迫られ、さらに次世代製品を生む力までも奪い去り、深刻な事態を引き起こしました。たかが為替、されど為替なのです。
しかし、今アベノミクスのアナウンス効果で、日本を締め付けてきた円高の桎梏(しっこく)がはずれようとしております。徹底した金融緩和を宣言して市場の期待に働きかけ、おカネの流れを変える政策がズバリ的中しました。
今回の円高修正に米国が異議を唱えないことも大きく影響しています。
米国にとってソ連崩壊後、中国という新たな脅威が登場した今、米国は日本と手を携えようとしており、事実上の円安要因はその表れなのです。
日本経済を長く苦しめていた“円高”が是正されれば、経済全体がうまく回り出すことは明白で、日本は歴史的な大転換に立った可能性大です。
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