昨日の「シェールガス」に続いて、本日は昨年10月18日にも取り上げた「メタンハイドレート」のお話を…
日本の探査船が世界で初めて、愛知沖の海底から「メタンハイドレート」の採掘に成功しました。資源の乏しい日本には希望の光で、日本近海の埋蔵量は国内の天然ガス消費量の約100年分と推測されております。
「シェールガス」「メタンハイドレート」ともに次世代のガスと思われていたものが、現実に活用される第一歩となります。
原子力発電所事故後、日本のLNG輸入は火力発電用に急増しております。日本は割高な調達を強いられており、LNGの輸入価格は欧米の約3倍に上るとされます。
年に3兆円も余計に支払っている計算になりますが、この「メタンハイドレート」の採掘成功は、LNGを大量に輸入する日本にとっては、資源国との価格引き下げ交渉のカードにもなります。
水とメタンガスが結合した「メタンハイドレート」の見た目は氷で、「燃える氷」とも呼ばれております。今年が「燃える氷」元年として歴史に刻まれる日を夢想してみることにします。
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