日本市場は、2015年3月期の企業収益が好調に推移しているのを受け、投資家の関心は16年3月期の業績動向に向き始めています。
昨今の市場は、証券アナリストが来期の見通しを引き上げた企業の株価が大きく上昇しているからに他なりません。原油価格の下落が直接的に収益のプラスに働く鉄鋼やガス関連の上げは、相場全体の底上げにも一役買っています。
昨年夏から続く原油価格の急落は日本経済にとっては、“神風”そのものです。円安がもたらす影響はメリットだけではありませんが、原油安は黒田日銀総裁の「2年で2%の物価上昇目標」の妨げになるくらいで、日本経済には99%プラスとなっています。
昨年来、米国が出口戦略に向かうことで世界的な株価波乱の引き金になると心配されていましたが、昨年からの原油価格急落によってその不安も払拭されました。
それどころか、世界的な超低金利、すなわち世界的な“カネ余り”が続くことで、07年の高値奪回は指呼の間、2000年以来の2万円突破を実現し、更なる大相場を演出してきそうです。
皆様方からの投資相談を随時承っております。
お問い合わせは03-3868-2801までお気軽にどうぞ!