ここ3か月間にわたり、日経平均は1万7500円台を中心にもみ合いを続けています。過去の相場を検証すると、そろそろ上下どちらかに離れる動きが出てくるものです。
配当利回りが相対的に高水準なので、もみ合いを下に離れるリスクは小さいものです。逆に3月に向けて配当取りの買いを交えて上に離れる可能性が大きいと云えます。
東証1部の配当利回り(加重平均)は、2月10日時点で1.74%ですが、アベノミクス相場が始まる直前の2012年10月当時の2.5%台と比べると、その後の相場上昇によって低下したものの、企業の増配姿勢を映して下げ渋っています。
注目すべきは、10年物国債利回りとの関係です。
10年債利回りは12年10月当時に0.7%台でしたが、2月10日時点で0.3%台まで低下しました。
配当利回り÷10年債利回りを計算すると、12年10月当時は3倍台でしたが、現在は約4倍台に拡大、配当利回りの相対的魅力はアベノミクス相場が始まる直前より大きくなっているのです。
配当利回りが10年債利回りを大幅に上回っている現状は、利回りが強力な支えになって、長期的にも大きな上昇相場が続くことになるでしょう。
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