昨年の日本株市場の外国人シェアは60%超でしたが、今年の日本株市場は日本人投資家がマーケットの主役を取り戻す年になりそうです。
思い起こせば、1980年代の日本市場はほぼ日本人投資家だけで動いていました。あの時代まで国内シェアが拡大するとは考えられませんが、日本勢逆襲の時代が始まりそうです。
アベノミクス相場がスタートし、日経平均が上値を追う展開は海外勢が主役でした。03、05年も海外勢の10兆〜15兆円の買い越しで株価は約6割上昇しました。
しかし、2015年未年の起爆剤は日本の投資家が主役となるでしょう。
GPIF(公的年金)は国内株比率25%と倍増、17兆円の買い余力があります。MRF残高は11兆円、企業内部留保は323兆円あり、この1割が株式市場に入ってくれば32.3兆円です。
NISAが1兆円強、金融庁では2020年におけるNISA残高を25兆円と試算しています。日銀のETF買いは年間3兆円で、昨年9月末の金融資産は1654兆円、うち株式は156兆円、投信は86兆円で、合わせても15%弱。比率が1割上がるだけで16兆円強となります。
03、05、13年を見ればわかるように、10兆〜15兆円の買い越しで日経平均株価は約6割高との計算に間違いないでしょう。
ただし、今年は海外勢に代わって国内勢が相場をリードしていくような展開になるでしょう。益々、面白くなってきそうな2015年未年相場です。
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