2014年に全国の警察が把握した特殊詐欺の被害総額が559億4354万円に上り、前年より約70億円(14%)も増えていることが先日、警視庁のまとめで分かりました。
5年連続で増加となり、被害者の8割が高齢者であることも判明しました。警視庁は「極めて深刻な事態」と危機感を強めております。
最も被害が大きかったのは、金融商品に絡む詐欺で、約195億円でした。架空の投資話を持ち掛けたり名義貸しを口実に脅したりする手口です。次いで、子や孫を装い電話で「会社の金をなくした」などと助けを求める「おれおれ詐欺」で、約174億円の被害です。
犯行グループが現金を受け取る手段は、従来の「振り込み型」や「手渡し型」が減った分、宅配便やレターパックを使う「送付型」が激増しております。
また、被害者の79%を65歳以上が占めています。
特に警視庁は、「おれおれ詐欺」と「金融商品に絡む詐欺」、「還付金詐欺」の3類型に捜査と予防の重点を置くことにしています。
しかし、いくら警察が注意を呼び掛けても、詐欺グループは手を変え、品を変え、襲ってきます。老いたご両親がおられる方は、家族間の合言葉や対応策を練って、被害に遭わないようにくれぐれもご注意下さい。
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