3メガ銀行の通期決算が近くまとまります。日銀がマイナス金利導入後初めてとなりますが、大幅な減益になると思いきや「増益決算」となりそうな気配です。
原油高、円安、株高の3つが追い風になったのでしょう。
1年余り前、原油価格は1バレル20ドル台まで下落し、3メガ銀行は米国など資源関連企業の不良債権処理を迫られると想定していましたが、その後の原油高が追い風になりました。
また、円安も有利に働きました。日本のメガ銀行では円相場が1円安くなれば、50億円の差益につながります。
さらに、多額の持ち合い株(政策保有株)を持つ3メガ銀行には前期に株価が堅調だったことも小さくありません。3メガ銀行が当初予想した2017年3月期決算の純利益は合計で2兆1500億円でしたが、低く見積もっても2兆2000億円程度は出そうです。
日本のメガ銀行の決算が好調の上、現在発表中の3月決算も好調であることから、いよいよ日経平均は業績相場入りとなり、上値トライをしていいタイミングと考えられます。
東京市場がゴールデンウィーク休みで閉まっている間、海外株式市場は上昇、為替も円安に動いてきています。世界の政治不安もやや緩和したことで、1ドル=115円、PER17倍で日経平均2万3900円が視野に入ってきたと云えるでしょう。
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