先のGWに研修旅行で欧州へ行ってきました。両替の際に新しい50ユーロ紙幣が手に入りました。
橋や扉を描いたオレンジ色のデザインに変化はありませんでしたが、ギリシャ神話に登場する「エウロバ」の透かしやホログラムを入れるなど、偽造防止のほか、左右の端は触るとザラザラするようにできており、視覚障害者の人にも判別しやすくなっています。
旧シリーズと比べ、色彩自体はそれほど変わっていませんが、印刷されているヨーロッパ地図に2004年から加盟したマルタやキプロスも反映されています。
50ユーロは日常の支払いに多く利用されており、その分偽札も多く出回っております。2015年には約90万枚の偽札が見つかっており、より安全性を高めた紙幣の必要性が高まっていました。
欧州中央銀行(ECB)は500ユーロ紙幣を廃止しますが、100ユーロ紙幣、200ユーロ紙幣については50ユーロ紙幣と同様の最新技術を凝らして新札を発行する予定です。
マネーロンダリング(資金洗浄)や脱税の取り締まりが進む中、現金への世の中の目は厳しくなっております。
クレジットカードや電子マネーが一段と幅を利かし、現金はやがてなくなるという議論が経済学者やメディアの一部で大いに云われています。特にスウェーデンなどでは現金の流通量が激減し始めており、将来は現金を電子化しようという話も出始めています。
ECBは「今回の50ユーロ新紙幣の導入は、我々の通貨ユーロをより安全なものにする」とコメントしています。
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