株式市場において具体的な理由は分かりませんが、予測が当たりやすい経験則のことをアノマリーと云います。
既存の投資理論では理屈の付かない価格形成や動きがあり、合理的ではないもの知識として覚えておくことで、パフォーマンスが向上する可能性があります。
この時期に意識されるアノマリーとして、「日本の株式市場は、秋口に底をつけて、翌年の春に向けて上昇する傾向にある」という法則があります。
その後、「掉尾の一振」(年末に株価が上昇する)を経て、「セル・イン・メイ」(5月に売れ)の春先まで株価は上げる傾向が見られます。
少なからず、過去25年間の日経平均株価の10月末〜翌年3月末までの騰落率を検証すると、68%(25回中17回)の確率で上昇しています。
少し変わったアノマリーで有名なのが、人気アニメのサザエさんの視聴率と株式相場が反相関関係にあると云うものです。
日曜日の夕方のアニメの視聴率が悪いときはご主人がゴルフなどのレジャーに出かけていたり、家族で外食に行っていたりという仮説が成り立ちます。
すなわち、景気が良ければ株高になり、逆に節約して家族が自宅で過ごしている場合は、視聴率が上がって景気が悪いということなのでしょう。
フジテレビさんには悪いですが、サザエさんの視聴率が下がるような「好景気に沸く日本」になってもらいたいものです。
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