今日は視点を変えて手前みそですが我が家の出来事を紹介します。
我が家には猫の額のような小さな庭がありますが、そこに数年前スーパーの景品でもらった小さな樹の苗を植えたところ、みるみる育って現在3メートルほどになっております。
育ったその樹が鳥にとっては周りの見通しも利き、外敵からは見えづらいのか、いい住処となりいろいろな野鳥が顔を出すようになり、そのうちヒヨドリがたいそう頑丈な巣を作り始めました。以後3回ほど同じところで子育てをし巣立っていきましたが、その都度観察しておりましたが、雌鳥が温めている巣に天敵カラスが近づくと、雄鳥が小さな体でカラスに向かって行き威嚇し、運悪く人が近づいたりすると一旦は巣を離れますが、すぐに戻ります。ヒヨドリの子育ても役割分担がされており、微笑ましく見ておりました。
卵が孵ると親鳥がせっせと餌を運び、時が過ぎいざ巣立ちとなると、雛が小さい羽根を目いっぱい広げて、たどたどしくも飛び立とうする姿にはガラス越しに声を出だして応援してしまい、とても感動的です。
しかしながら今年はその場所に一足早く野鳩が巣を作り、ヒヨドリも様子を見に来ていましたが野鳩に先を越された形となりました。野鳩の子育ても詳しく観察しようと見ておりましたら、ヒヨドリでは観察できなかった交代のタイミングに遭遇できました。卵を温めるのはお母さんだけではないんです。
ヒヨドリと違うところは、野鳩は人が近づいても割りと平気なようで、撮影を試み30センチほどに近づいてもじっと微動だにしません。巣を守る、子供を守る力はヒヨドリに負けじ劣らずであります。人間より凄いかもしれませんね。
株式市場の話からはそれましたが、毎日面白可笑しく儲けられるはずもなく、現在のような膠着状態でつまらない相場展開もありますが、あくまで株式の都合、投資家の都合では動きません。野鳩、ヒヨドリの子育てではありませんが、自然を待つ「人知を尽くして天命を待つ」気持ちが、「辛抱の木に金がなる」に通じるかと存じます。
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