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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

2024年3月アーカイブ

材料を吟味、森より木を見る相場です。

  

一昨日の上昇を一夜にしてひっくり返した東京市場ですが、権利付き最終日も外国人投資家が配当放棄からほとんど売ってしまった後、更に年金リバランスの売りも信託銀行の手口を見れば、こちらも既に峠を越している所にNISAを始めとした国内勢の配当取りの買いで、薄商いの中を上値まで買ってしまった構図です。

 

そこに為替が慌しくなって来て、日銀、財務省、財務大臣の緊急三者会談が伝えられ、昨日の権利落ちとともに梯子を外されたような展開となっております。

 

昨日申し上げました通り、各企業が決算を迎える年度末に介入というのも無理があるかと思われますが、152円の声が聞こえ名実ともに4月相場入りとなれば、実行部隊である神田財務官の去就が気になるところであります。

 

ここへ来て大分トーンが上がって来ておりますので、介入となればちょっとした嵐にも警戒が必要かと思われますが基本は日米金利差であり、まずは週末のPCE(個人消費支出)価格指数を注目すべきところと思われます。

 

個別銘柄に関しては東証の改革要請もあり、一昔前に比べて日々個別材料が賑わうようになっております。増配や自社株買いはもとより経営計画をも積極的に公表するようになっており、明らかにIRは充実しつつあります。

 

更に国としても半導体は言うに及ばず、子育て、エネルギー、安全保障など多岐に渡り国策を掲げて補助金も出すなど、岸田政権の低支持率は続いておりますが国としてやるべきことはやっていると思われます。

 

従って株価刺激材料は毎日のように出て来ており、その都度恩恵を被る材料株が盛んに動いております。

 

為替の影響で輸出株、内需株などの大くくりの分け方から銘柄選択をするのではなく、やはり個別の材料を敏感に追いかける相場展開であると存じます。

 

 

弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。

ここからの円安には、介入の確度が上がると思われます。

  

米国市場では変わらず週末の2月分のPCE(個人消費支出)価格指数の行方が気がかりで、もともとも市場予想が高いことから逆に下振れ期待もあり交錯することも予想されますが、ビッグ・フライデー、イースター休暇と続くなか、期末ドレッシング買いが入る辺りは薄商いながらも決して弱い展開ではありません。

 

先月のCPI(消費者物価指数)、PPI(生産者物価指数)で予想を上回る数値が報告されても、FOMCでパウエル議長は年内3回の利上げを否定しませんでしたが、これは雇用に関するより詳細な数値に減速感が台頭していたからであり、従って、週末の発表を受けても、本丸である来週の雇用統計まで米国市場もこんな展開かと…。

 

ただ、米国市場では4月に入ると税金の還付で40兆円の新たな運用資金が入ってまいります。現状の市場環境を考えれば米国市場だけでなく、東京市場にも外国人買いとしてかなりの額が投入されると思われます。

 

昨日の東京市場はNISAの資金を含め国内勢が配当取りに資金が向かっておりましたが、基本的に二重課税の問題から配当を取らない外国人投資家は既に売却済み、予想された年金のリバランス売りも峠を越していたらしく、売り方が不在のなかで普段よりも薄商いで上値を追ったようです。

 

本日の権利落ち以降の新年度渡しでは、即刻配当落ち分を埋めることは難しいかと思われますが、権利を落とした価格には再び外国人投資家の潤沢な資金が向かうものと思われ、物色動向を見極めたいと存じます。

 

さて、為替が騒がしくなってまいり、神田財務官、鈴木財務大臣と盛んに口先介入を繰り返しておりますが、この年度末に介入し株価が揺れる可能性にまで踏み込むかは微妙です。

 

昨年末、現状と、この水準を仮に凌駕するここからの円安には、阻止に向かうと思われますが、恐らく期末を避けた4月に入ってからかと考えます。

 

 

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年度末、全体は幾分売り優勢も個別銘柄には買いの手が...。

  

相場の話ではありませんが、昨日日本の、いや世界の人々の関心事である、ロスアンジェルス・ドジャースの大谷翔平選手が、自身の通訳を務める水原一平氏を巡る疑惑についての会見がありました。

 

事前にいろいろな報道がありましたが、大谷選手自身の言葉で自身に向けられた疑惑には全て否定しており、いわば大谷選手は被害者であったことに、不幸な出来事ではありますがある意味安堵いたしました。

 

身体に東北の血が流れる筆者としては、今までの大谷選手の一挙手一投足からも彼に向けられた疑惑に対してはあり得ぬこととの思いを強く持っておりましたが、ご自身の言葉で、原稿は見つつも政治家のような棒読みではなく、かなり踏み込んだ内容まで語らおりましたことに好感が持てました。

 

メジャーリーグの春は移動などにより身辺が忙しいらしく、通訳がその殆どを請け負うそうなので、専属の通訳がこの時期にいないのは大谷選手にも負担だと思いますが、とにかく頑張って貰いたいものです。

 

さて東京市場は年度末で本日までが権利付きです。個人投資家の中にも年度末決済の資金で運用しているセミプロ級の投資家がワンサカおりますので、年度末で売却している様子も伺えます。

 

年金リバランス、機関投資家のポートフォリオの組み換え等もあり、どちらかと言うと今日までは売り圧力の方が強いと思われます。ただ、4月を見れば新たな買いの資金は昨日お話申し上げた通り数十兆円単位であります。

 

日本の半導体指数も始まりましたので、半導体値嵩株は品を変えながら強い展開でありますが、動きを見れば個別材料株の動きが抜群であります。押したら買いを愚直に実行されることでよろしいかと存じます。

 

 

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年度末、交錯する需給の材料に注意。

  

米国市場は29日にFRBが最重要視するPCE(個人消費支出)価格指数の2月分の数値が発表となりますが、市場予想は1月の0.2%から上振れの0.5%が見込まれ、警戒感が台頭しております。

 

同日にパウエル議長の講演が控えていることから、どう判断するかが注目でありますが、先だってアトランタ連銀のボスティック総裁は今年の利下げ回数を1回が妥当であるとの声明を出しており、その兼ね合いも注目であります。

 

ただ、29日は米国のグッド・フライデーで株式市場は休場であることと、週後半にはイースター休暇に入ります。これは復活祭として知られキリスト教徒にとって最大のお祭りであり、クリスマスよりも重要視されます。

 

イースターは春分の日の後、最初に迎えた満月の次の日曜日とされており、今年は331日でその日に向けて当然市場参加者も少なくなります。金曜日が休日ですのでPCE発表、パウエル議長の講演と、重要イベントの後最初に開くのが東京市場ということになります。

 

甘いも辛いも過去何回も週末の株価材料を最初に咀嚼した東京市場ですが、そこを懸念した売り物も昨日は出ていたようです。

 

東京市場自体も今週は年金のリバランスだけでなく、日経平均採用銘柄の入れ替えに伴う売り、TOPIXの浮動玉調整のリバランスでは持ち合い株を多く持つ企業ほど売り圧力となり、傍ら配当の再投資などもあり需給の材料が豊富であります。

 

調整期間である上に年度末ですから多少の波乱は付き物ですが、4月には外国人投資家には税金還付金が流入します。米国市場は過去10年間、4月は91敗であり、この1敗はウクライナ戦争勃発の年だけです。

 

東京市場も押したら買いの方針に変更なしでよろしいかと存じます。

 

 

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外国人投資家の逆を小気味よく動く個人投資家。

  

先週末の米国市場はハト派のFOMCの好循環から、ダウ、S&P500は少々押し目を入れてまいりましたがNASDAQは再び高値更新となりました。引き続き株式市場は強い展開が続いております。

 

バフェット氏の「米国市場はカジノ的」発言や、コロナ禍以降低金利で調達した商業用不動産の資金が借り換えの時期を迎え、金利の上昇から各銀行は引当金を積まなければならない必要性から、景気は後退するなどの懸念材料も囁かれておりますが、それでも米国市場は不安の崖を上っております。

 

東京市場では311日から15日の1000円安の犯人は、信託銀行のリバランスが主因と思われておりましたが、外国人の大幅売り越しが判明いたしました。外国人は配当の二重課税の問題からの売りも出ていたと思われますが、そこをしっかり押し目買いを貫いたのが国内個人投資家であります。

 

その後日経平均は大きく上昇し、41000円乗せとなりましたが、この展開を見ればこの時期最も上手く動いたのは個人投資家であることが伺え小気味よく感じます。

 

デフレ脳から脱せないと揶揄される面もありましたが、その傍ら今回も上手く押し目を買った個人投資家は、今週に至っては利食い玉を出すかもしれません。日本の個人投資家は押し目買い噴き値売りを巧みに展開しているようです。

 

これは総論であり、個別銘柄に関しては全体の流れとは真逆な動きをする銘柄も多数ありますので、基本は森よりも木を見る戦略であり今週も変わらず臨みたいところであります。

 

先週の動きは日経平均に偏ったNT倍率も改善傾向が見られ、今後TOPIXの史上最高値2884ポイント奪還が注目材料と思われます。騰落レシオも130ポイントに乗せていることからも、益々個人投資家好みの個別銘柄に焦点が当たるものと思われます。

 

 

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異次元の東京市場、森より木に注目。

 

日銀の金融政策の変更から2日後、米国FOMCではこのところの強い経済指標から、既に織り込んでいる年内3回の利上げが2回に減るのではないかの懸念がありましたが、想定以上にパウエル議長の会見はハト派でした。

 

年内0.25ポイントの利下げを3回という従来予想を据え置き、傍ら25年の利下げ予想を4回から3回に減らし、声明文でも「雇用とインフレの目標達成に対するリスクは、よりよいバランスへと移行しつつあると委員会は判断している」と記しました。利上げで後手に回ったFRBは、利下げでは適時と考えるのは必然です。

 

米国市場は好感しダウ、NASDAQSP500ともに続伸、米政府のインテルに対する半導体工場拡張を後押しする85億ドル(約13000億円)の補助金を拠出するという報道も好材料視され、ともに史上最高値更新となりました。

 

米国高を受けた昨日の東京市場も予想以上の大幅高、今週に入り3日間1000円高、250円高、800円高、しかもその間日本では金融緩和の終了が発表されております。金利が上がるのになぜ株が急騰しているの?という疑問も頷けますが、これもまた異次元の展開であります。

 

日々今日の株価のレンジは?との見通しを発表する専門家も、このマクロ要因から導き出される今までのセオリーが通じず気の毒に思います。

 

筆者も3月末接近で年金機関投資家のリバランスもあり、二重課税の問題から配当を取らない外国人投資家もおりますので、今週から来週にかけては、個別銘柄は別として日経平均のいいお休み期間と考えておりましたが、思惑は外れたようです。

 

一時減少した売買代金も昨日も5兆円台後半まで増えて来ており、引き続き買いの待機資金の多もが窺えます。このまま期末を迎えるとは思えませんが、押したら買いのスタンスで臨んでください。個人は森より木であります。

 

 

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金融正常化!株式市場は異次元の展開へ!

  

日銀の金融政策の変更は、次の短観が出て来る4月という大方の予想に反し、一昨日マイナス金利解除、イールドカーブコントロール撤廃、もともと殆ど機能していなかったリート、ETF買い付けも中止ということで決定いたしました。

 

マイナス0.1%だった政策金利が撤廃され、無担保コール翌日物金利が0.1%程度を誘導目標とする政策となります。声明文では「2%の物価安定の目標が持続的・安定的に実現して行くことが見通せる状況に至ったと判断」し、傍ら「当面は緩和的金融環境が継続する」としており、変更はあったもののマーケットフレンドリーな内容でした。

 

政策変更と同時に為替は若干円高に進んだもののすかさず円安に傾き、株式市場は本来なら買われる金融株は売られ、更に売られるはずの不動産株が逆に買われるという、専門家泣かせの相場展開となりました。

 

これは金利が付く普通の世界に足を踏み入れたことで、日銀の金融政策は利上げではなく正常化であり、デフレからの脱却から経済が正常に回ることへの布石であると市場は解釈して織り込みに来たものと思われます。

 

一昨日の大引けを見て、金融緩和解除でなぜ株が上昇して引けるのか、という問いを幾つがいただきましたが、市場は既に古い価値観に基づく固定観念から新しい価値観を有するニューカマーの台頭を意味しているのかもしれません。

 

であれば、月曜日の大幅高から金融政策変更後の一昨日の連騰も腑に落ちるものと思われます。

 

買いの主役である巨額の運用資金を有するファンドマネジャーはせいぜい3040歳台の精鋭部隊です。バブルの崩壊以降長いデフレを経験した日本の昭和世代とは明らかに違います。

 

儲けたければ理屈を並べる前に胆力をもって積極的な押し目買いで参りましょう!

 

 

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想定外の1000円高に想定外の資金。

  

米国市場では長期金利が再び4.3%台まで上昇、原油の上昇も気がかりですが、6月からの利下げ開始を既に織り込んでいる市場に対し、FRBがどのようなメッセージを発信するか注目です。先週散々日銀の金融政策に対しメディアが牽制球を投げましたが、こちらよりも米国の方が気がかりであります。

 

米国企業の決算発表は終了し、結局8%強の増益を確保し、2024年第1四半期予想は4.2%増、その中でITセクターの伸びは19.2%の予想となっており、更に半導体セクターは67.9%の伸びが予想されているようです。

 

ただ米国市場でも牽引して来たセクターが一服し、物色対象はその裾野が広がっていることも既に申し上げている通りであります。

 

今週は中央銀行の週でありますが、日銀のブラックアウト期間にも関わらず日経新聞が大々的に金融政策変更を先週報じておりましたが、どこからのリークでしょうか、大方財務省かと思われているようですが、それを受けた昨日の東京市場の1000円高には驚きました。

 

日銀の政策変更を当て込んでショート筋が結構売りを積み上げていたようですが、日経平均の上昇とともにそのショートカバーが一斉に入ったようです。更にとある情報では、先週末外資系ヘッジファンドが結構な数の日本詣でがあったようでその資金かと…。

 

やはり東京市場の投資環境はすこぶるいいようです。昔日本は、政治は三流、経済は一流と言われた時代があり、その言葉を思い起こしますが、いつまでも続くものではありません。

 

経済が頑張っている間に何とか政治も付いて来てくれることを切に望みます。

 

さて東京市場の1000円高は誰もが想定外だったと思いますが、恐らく想定外の資金も動いて来ているのでしょう。押し目買い目線でよろしいかと存じます。

 

 

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会社四季報から再びお宝銘柄を発掘してまいります。

 

米国市場では緩やかな金利低下ながら意外と景気は底堅く、ノーランディングシナリオまで囁かれておりましたが、ISMの製造業景況指数、雇用統計などの芳しくない経済指標に一転警戒感も出て来ております。

 

米消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)の発表を受けて、米長期金利は上昇しており、現在の6月利下げ開始を織り込んでいる市場に対し今週のFOMCでどのようなメッセージを発するか注目であります。

 

東京市場は彼岸底か、さもなくば年度内調整かというところと思われます。外国人投資家は二重課税を嫌いあえて配当を取らないケースもあり、3月末の機関投資家、年金等のリバランスも重なりますので、全体感ではそんなところかと存じます。

 

テクニカル指標でも乖離率やオシレーター系の指標も目先の調整を示唆しておりましたので、今後を考える意味でも調整すべきところでの調整と思われます。

 

さて今週は新しい四季報が出ておりますので、再び個別銘柄のお宝さがしが盛んに行われるものと思われます。

 

弊社でも全2000ページに及ぶ中から出世株発掘を先週から始めておりますが、意外なところから既に数十銘柄が発見できました。調整期間が重なればより慎重に分析できますので、前向きに捉え今後発信してまいりたいと存じます。

 

 

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日本時間の午後に、欧州系外国人投資家が活発に動いております。

  

昨日、米国市場では物色対象が広がり、「エヌビディア」一強に見えて内容はそうでもなく健全な循環物色と申し上げ、マネックス証券の岡元兵八郎氏が纏めた資料を掲載しましたが、SP500はわかるけどイコールウェイトって?、SP400との比較は?との質問が多かったので復習します。

 

SP500は時価総額加重平均型の株価指数であり、時価総額の大きい銘柄にそのウェイトが集中します。現状ではマグニフィセント7と言われる銘柄でその60%弱のウェイトを占めております。

 

それに対してSP500イコールウェイトというのは、SP500を構成する500銘柄を均等にウェイトした指数であります。従ってその上昇率ではSP5000.47%、SP500イコールウェイトでは1.71%ということは、率にして3倍以上マグニフィセント7と言われる銘柄以外が買われているということです。

 

拙い説明で申し訳ありませんが、S&P400とはS&PMidCap400と呼ばれ、米国中型株で構成されている指数であり、これもSP500を上回る1.72%の上昇であり、こちらを参考にしても物色対象の多様化は明らかです。

 

米国市場の物色銘柄の裾野の広がりは東京市場にも伝播しており、昨日もここまで牽引した値嵩株ではなく、出遅れていた個別の材料株が主役であります。

 

今週は外国人投資家の買いが入らない月曜日は朝からほとんど売られっぱなしでしたが、火、水、木曜日はすべて午後に戻してきております。これは午後になると欧州市場が開き、欧州の外国人投資家が東京市場で買いを入れるからであります。

 

欧州系の外国人投資家のバリュエーションに富んだ資金が、出遅れ銘柄を漁り始めていることが窺え、彼らは中小型株の大量保有報告書によく名を連ねることからも、個別銘柄の今後の展開が非常に興味深いです。

 

 

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米国市場は健全な循環物色、東京市場も資金は広がり個別銘柄へ。

  

米国市場では、「エヌビディア」一強に見えますが、ここへ来て物色対象の広がりを数値で表す資料が、マネックス証券の岡元兵八郎氏により顕在化されました。

 

数字になると納得がいきますので載せますが、3月に入りトータルリターンがSP5000.47NASDAQ100-0.49%、NYSE FANG+-1.96%、SP500イコールウェイト(S&P500上場銘柄を時価総額に関係なく指数化している)が1.71、ラッセル20000.59%、S&P400(中型株)1.72%となります。

 

これに見られるように時価総額の大きいSP500の上昇を、時価総額を無視したS&P500イコールウェイトがオーバーシュートしており、更に中型株中心のS&P400S&P500をオーバーシュートしております。

 

意外とマグニフィセント7が騒がれますが、米国市場は健全に循環物色が進んでいることが窺え、これでは資金循環も心地いいのではないでしょうか。

 

東京市場は調整局面入りとなりましたが、週足を見ていただくと、前週の高値を取った週のみを揉み合いを抜けた1月の初めから数えて、8週で4万円到達となりました。“八手十手は相場の転機” の格言通りとなったようです。

 

となりますと当然牽引役であった銘柄は日柄整理となりますが、現在バリュエーションに富んだ外国人投資家の資金は通り一辺倒ではなく、意外な中小型株にも大量保有報告書に名を連ねます。

 

日経平均の調整でも、個別銘柄を志向しフットワークを有する個人投資家は休む必要はありません。今後返って資金集中が起こり易くなり、値幅効果も期待できます。個別銘柄を狙う資金を追っかけて参ればよろしいかと存じます。わからなければご一報いただければ…。

 

 

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健全なスピード調整、物色資金は個別銘柄へ。

  

米国市場では、一昨日これまでの株高を牽引して来たマグニフィセント7が調整色を強め、ほぼ下落傾向にある中でもダウ、NASDAQSP500ともにしっかりの展開です。これら大型テック株からファンド系資金も2017年以来の流出と言われておりますが、その分物色対象を広げていることが窺えます。

 

昨日の東京市場は一昨日に続き朝方から大きく売られ、一時550円安まで下落し、25日線をあっさり割りましたが、午前10時半の安値からコツコツ押し目買いが入り、引けは殆ど全値戻しの展開となりました。

 

22円安ではありましたが、値下がり銘柄529に対し値上がりが1079銘柄に達し、NT倍率も改善、決して下げ相場には見えませんでした。

 

しかも、日経平均、TOPIXが続落する中でグロース250指数は1.94%の上昇で、一昨日の陰線をすっぽり包む、陽線包み足となり、いい形での底入れ足となりました。

 

連日お伝えしております通り、東京市場も米国市場同様物色対象は横に広がり、個人投資家にとっては日経平均ばかり上がる相場よりも、俄然儲け易い展開となっております。

 

値嵩株に牽引された日経平均は、昨日の下値を探り引けにかけて戻すいい展開ではありますが、さりとてすかさず4万円を取りに行くことは出来ませんで、当然日柄整理が待ち受けます。

 

昨日の相場展開を見ていただければ一目瞭然、物色意欲は旺盛で個別銘柄には更に資金移動が起こっております。ぼやぼやしていられませんぞ、分からなければご一報ください。

 

 

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日経平均は日柄整理へ、三つの目で個別銘柄へ。

  

  米国市場は雇用統計の数字による下落というよりも、半導体(SOX)指数の大幅安から、「エヌビディア」が5%を超える下げになったことが要因のようです。

 

雇用統計は、雇用者数は市場予想を上回り増えましたが、失業率は悪化し前月、前々月の雇用者は下方修正と、プラスマイナスツーペイで中立要因と受け止めてよろしいかを存じます。

 

今週は消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)が控えており、更にFOMCへと続きますので動き辛い状況が続くと思われますが、それでも米国市場は底堅い展開であります。

 

週明けの東京市場は1100円を超える下落となりましたが、先週末の為替の急変を一気に織り込む形となりました。週明けは最初に東京市場が開きますので、よくこういうケースが見られます。

 

月曜日は外国人投資家の売買が少ないですから、どうしても先週末のシカゴの日経先物を懸念した国内投資家の売りが先行しやすい中での大幅安となりました。一気に日銀のマイナス金利解除を織り込みに来た感じです。

 

昨日の大幅安は早晩落ち着くと思われますが、こちらは植田日銀総裁が注目する13日の春闘の回答日を迎えます。12日の米消費者物価指数(CPI)の発表と合わせ、決め打ちは出来ませんが、為替の方向性が見えて来た以上、内需株の押し目買いで向かいたいと思われます。

 

東京市場に流入している外国人投資家の資金は、最近特にバリュエーションに富んでおります。証券会社の自己の買いに隠れて注文を出している資金も多くあるようです。

 

日経平均はさて置き、個別銘柄は三つ目を駆使し、今週半ばぐらいを押し目買いのポイントとしてまいります。

 

 

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今週の東京市場は、個別銘柄の押し目買いチャンス。

  

米国では注目の雇用統計が発表され、市場予想の20万人増を上回る275000人、失業率は市場予想3.7%のところ3.9%と悪化し、平均受給の伸びも予想を下回りました。

 

それと同時に前月の雇用者数の下方修正も発表され、少々驚きの数値であった1月の353000人から229000人に修正、前年12月も333000人から29万人への修正と合わせ、2ヶ月連続の減額となりました。

 

全体、雇用の勢いは底堅いものの概ね落ち着いており、「労働市場は依然として比較的タイトだが、需給バランスは引き続き改善している」、とのパウエル議長の議会証言の通り、雇用情勢は正常化に向かっているものと思われます。

 

先週末の米国市場は若干押し目を形成しましたが、ザラ場雇用統計発表時は長期金利の低下もありしっかり推移しておりましたが、連騰しておりました牽引役の「エヌビディア」の押し目が響いたようです。

 

今週の東京市場は日米金利差縮小から為替が急変しておりますので、下落から入るものと思われますが、先週来申し上げております通り少々スピード違反でありますので、全体調整は歓迎かと思われます。

 

バリュエーションに富んだ資金が大挙押し寄せている東京市場です。全体調整から主力銘柄が小休止すれば、物色対象を横に広げ、次の利益を漁ってまいります。30年デフレに苦しんだ今までの東京市場とはここが全く異なります。

 

少々押すとまた大きく下がるんじゃないか?、の“デフレ脳”を払拭しないと、全体調整下の個別銘柄の暴騰を掴めません。押し目はまさしく買いです。悩んだらご一報ください。

 

 

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日銀審議委員の発言は、金融政策決定会合への地均し?

  

米国では経営危機が懸念されるニューヨーク・コミュニティ・バンコープ(NYCB)が、ムニューシン元財務長官率いるリバティ・ストラテジック・キャピタルなどから10億ドル(約1490億円)の出資を受け、当面の危機は乗り越えました。

 

パウエルFRB議長の議会証言も可もなく不可もなく市場の予想の範囲にとどまり、関心は週末の雇用統計に移っているようですが、JOLTSの求人件数は予想通りで、前月の下方修正も加わりましたので、然程強い数値にはならないかと思われます。

 

それでも米国市場は、マグニフィセント7の動きも堅調な生成AIのエヌビディア、メタ・プラットフォームの動きと、下落が目立つアップル、テスラのように優劣が見え始め、全体的には少々上値が重くなって来ていると思われます。

 

昨日の東京市場は米国高を受けて400円程上昇しましたが、突然の為替の円高への急変で久々の波乱となりました。解説では日銀審議委員の発言からと伝えられておりましたが、既に発言が伝わる前から円高に進んでおりました。

 

要は史上最高に膨らんだ円売りポジションを、一部投機筋が巻き戻したというのが実態で、巻き戻すきっかけとなったのが日銀審議委員の発言であり、その内容云々ではなかったということだと思われます。

 

市場というのは予期せぬ突然の変化には弱いもので、昨日は400円高から500円安まで急降下でありました。それでもここまでの急ピッチな上昇を考えれば目先調整の範囲であり、落ち着けば今まで牽引していたものが調整し、変わって今まで圏外であったものが物色されていることに気付きます。

 

これが循環物色であり、日本に向かうバリュエーションに富んだ世界の運用資金は個別銘柄を漁り始めております。虫の目、鳥の目、魚の目を駆使し、押したら買いのスタンスで臨んでください。

 

 

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米国ではパウエルFRB議長の半年に一度の議会証言、更に今週末の雇用にまつわる重要指標の発表を控え動き辛い展開から、久しぶりの値幅を伴う調整が入りましたが、物色意欲の衰えはあまり感じられません。

 

それでも一昨日は米国市場を牽引して来たマグ7の「テスラ」「アップル」が中国市場の減速から大幅安となりましたが、相変わらず「エヌビディア」は健在という構図は物色対象の拡大も中心銘柄は変わりないようです。

 

米国安を受けた東京市場は朝方300円安の始まりであり、これで少しでも調整かと思われましたが、午前中の段階から押し目買いが入り大引けは6円安、TOPIX0.39%高、グロース市場は1%強の上昇でありました。

 

日経平均は日柄整理になるのか、少々の値幅整理が入るのか分かりませんが、傍ら昨日も一昨日も個別銘柄の上昇が実に気持ちよく感じられます。

 

「東京エレクトロン」「レーザーテック」など値嵩株数銘柄で上昇してきた日経平均、「私の銘柄は動いてないよ」とお嘆きの投資家諸氏もおられると思われますが、これからの循環物色で陽の目見られるかも…。

 

そういえば、2年半続いたアベノミクス相場も最初は大型株主流で進み、徐々に中小型株に資金が移動して行きました。勿論、個人投資家にとっては中小型株に資金移動した後の相場の方が抜群に投資効率がよく儲かりましたね。

 

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」ドイツの鉄血宰相ビスマルクの格言で、愚者は自分の経験からのみ学び、賢者は自分の経験以外の先人たちの経験から、歴史から学ぶことでより多くの経験を身に付けるという意味です。

 

であれば今後の相場展開が、如何に個人投資家に微笑んでくれるかは想像に難くないと存じます。歴史に学び儲けましょう!

 

 

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循環物色の輪の中での押し目買いがベストと思われます。

  

米国ではパウエルFRB議長の半年に一度の議会証言が、下院金融委員会、上院銀行委員会で行われます。大統領選、議会選を控え民主党からは好況持続の利下げ、銀行の資本要件強化案の撤回を望む共和党の双方から圧力がかかります。

 

パウエル議長はそのプレッシャーの中でも、今まで通りデータを示し理路整然と説明するとともに、FRBの独立性を維持するものと思われます。

 

それと昨日、米連邦最高裁がトランプ全大統領の2024年大統領選への出馬が可能との意見書を公表しました。判断は最高裁判事の全会一致とのおまけ付きであります。

 

いよいよトランプ氏、バイデン氏の一騎打ちの様相ですが、株式市場にとっては仮にトランプ氏勝利でも、アメリカファーストですから2021年の上昇のようなことも十分考えられます。

 

現状の東京市場は昨日も米国安からザラ場250円程売られましたが、引けでは11円安と押し目買い意欲は健在です。TOPIX、グロース250はともに小幅ながら上昇して引けており、一昨日とは変わり上昇銘柄の数が下落銘柄を上回り、物色対象が広がったことを示しておりました。

 

当欄でも指摘しておりますが出遅れ資金の台頭から、中小型株も2月の半ばからリズムは変わって来ております。既に指標銘柄となった「東京エレクトロン」「ディスコ」「レーザーテック」などに手を出さなくとも、儲かる銘柄はワンサカ出て来ております。

 

日経平均の多少の調整は入ると思われますが、買いたい資金は続々と東京市場に上陸しております。循環物色、押し目買い、まさに虫の目、鳥の目、魚の目で銘柄選択しご連絡してまいります。

 

 

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未踏の地4万円を通過、目先過熱も未だ序の口です。

  

米国市場では一部小売業が残っていますが一通り決算も終了し、CPIPPIPECデフレーターと物価に関する指標が終わり、今週は雇用にかかわる重要指標が控えておりますが、ダウ、NASDAQS&P500ともに史上最高値で推移する強調展開が続いております。

 

市場を牽引する生成AI関連の半導体株は決算内容も好調を維持し、死角がないように語られますが、如何せんその高バリュエーションが気になり、これがかなりの空売りを巻き込み、ショートカバーを誘っているようです。

 

米国市場ではそれよりも話題はスーパーチューズデー(3/5)の結果です。この結果とともに現状連邦最高裁で審議されているトランプ氏の立候補に値する資格があるかどうかです。「もしトラ」「ほぼトラ」などと揶揄されておりますが気になるところであります。

 

東京市場では昨日早々に4万円が見られるかとしましたが、本当に早々でした198円高の4109円の引けでいよいよ未踏の地に入ってまいりました。それでも昨日は値下がり銘柄が値上がり銘柄の倍以上であり、騰落レシオも98と緩和されておりました。

 

日経平均の偏りは日々指摘の通りですが、出来高面を見ても各方面からバリュエーション豊かな資金が東京市場に集まっていることが窺えます。

 

ただ、気になるのは日経ダブルインバースの貸借倍率28倍という買い残の多さと、日経平均レバレッジの貸借倍率1倍で逆日歩5円という異常事態です。これは全て日経平均が下がる方に賭けている構図です。

 

過去にもこういう偏った信用倍率になると、仕掛けてくる悪い輩はおりますので、手掛けている投資家は注意が必要かと存じます。ヘッジファンドの去就には注意ですね。

 

そんなまどろっこしいことをしなくとも正攻法で今の相場は儲かりますよ。散々中小型は蚊帳の外と言われましたが、明らかに上昇のリズムが出て来ております。

 

 

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今週は単なる通過点である、4万円が初めて見られそうです。

  

先週末米国では個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)が発表され、先駆けて発表されていた消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)がともに強い数値だったことから警戒されましたが、結果は予想の範囲であり警戒は杞憂に終わりました。

 

更に失業保険申請件数も予想を上回り4週ぶりに悪化し、失業保険受給者総数も予想を2%強上回る報告であり、物価が落ち着き粘着性の高い雇用環境も緩み始めております。

 

更にニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が、インフレ率は数十年来の高水準から低下していることを認めた上で、米連邦準備制度がこれ以上政策を引き締める必要はないし、年内に利下げを実施する見通しを改めて示しました。

 

米国市場はこれを好感し長期金利は低下しダウ、S&P500は続伸、出遅れていたNASDAQも史上最高値を更新いたしました。

 

米国高を好感した東京市場ですがシカゴの日経平均先物を優に超える700円高となり4万円まであと10円のところまで上昇しました。

 

ということで今週は早々に4万円到達でまたお祝いでしょうか。ただ日経平均が上がるといつものことですが、先週末も「東京エレクトロン」を筆頭に値嵩株3銘柄で上昇の半分を担っていたようであります。

 

日経平均とよく対比されるグロース市場は下落となりましたが、この市場も2月の半ばからトレンドが変わりつつあるようで、先週も3日続伸2日調整であり、1月に比べるとリズムが出て来ていると思われます。

 

出遅れている外国人投資家の資金の参戦などもあり、出遅れ株物色は続きますので、先週末申し上げました三つの目で選択してまいりたいと存じます。

 

 

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再び、虫の目、鳥の目、魚の目で臨みましょう。

  

筆者の優秀な後輩の中でもピカイチであり、某大手証券の調査部の筆頭役員を務める人間がおりますが、彼曰く、外国人投資家の日本株に対する引き合いは、めちゃめちゃすごいことになっているとのことだそうです。

 

連日何かいい銘柄はないか、掘り出し物はないかとの問い合わせが絶えないそうです。それもそのはずで、東京市場のバブル崩壊以降、30年に渡って日本株を売り続け、傍ら成長著しい中国株を買い続けておりましたので、日本株に詳しい訳がありません。

 

その間ファンドマネジャーとて最低でも56人は代変わりしております。それだけ日本は物が上がらない、給料が上がらない、株が上がらない国であったというのが外国人投資家から評価であり、そのすべてが上がる国であったのが中国でした。

 

その評価が一変してきているのは今現在であります。中国のバブルの崩壊も加勢し、日本との評価は大逆転し、今後は日本が上がる国となってまいります。日本株はなぜそのような評価に変わったかは、既に再三当欄でも述べておりますので省略しますが、世界のお金が集まれば当然日本株は上がります。

 

更に付け加えますと、引き合いが来ている外国人投資家もその内容は、100200兆円の運用資金の大型ファンドから、200300億円のヘッジファンドまでバラエティーに富んでお有り、当然志向する銘柄にも違いが出て来ております。

 

牽引役の値嵩株は調整し、中小型株が物色される良い循環物色が展開されつつあります。見る銘柄を観察しつつも、ピンポイントの個別株物色であり、まさしくここでも虫の目、鳥の目、魚の目で臨みたいところであります。

 

 

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