米国市場では緩やかな金利低下ながら意外と景気は底堅く、ノーランディングシナリオまで囁かれておりましたが、ISMの製造業景況指数、雇用統計などの芳しくない経済指標に一転警戒感も出て来ております。
米消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)の発表を受けて、米長期金利は上昇しており、現在の6月利下げ開始を織り込んでいる市場に対し今週のFOMCでどのようなメッセージを発するか注目であります。
東京市場は彼岸底か、さもなくば年度内調整かというところと思われます。外国人投資家は二重課税を嫌いあえて配当を取らないケースもあり、3月末の機関投資家、年金等のリバランスも重なりますので、全体感ではそんなところかと存じます。
テクニカル指標でも乖離率やオシレーター系の指標も目先の調整を示唆しておりましたので、今後を考える意味でも調整すべきところでの調整と思われます。
さて今週は新しい四季報が出ておりますので、再び個別銘柄のお宝さがしが盛んに行われるものと思われます。
弊社でも全2000ページに及ぶ中から出世株発掘を先週から始めておりますが、意外なところから既に数十銘柄が発見できました。調整期間が重なればより慎重に分析できますので、前向きに捉え今後発信してまいりたいと存じます。
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