米国ではパウエルFRB議長の半年に一度の議会証言、更に今週末の雇用にまつわる重要指標の発表を控え動き辛い展開から、久しぶりの値幅を伴う調整が入りましたが、物色意欲の衰えはあまり感じられません。
それでも一昨日は米国市場を牽引して来たマグ7の「テスラ」「アップル」が中国市場の減速から大幅安となりましたが、相変わらず「エヌビディア」は健在という構図は物色対象の拡大も中心銘柄は変わりないようです。
米国安を受けた東京市場は朝方300円安の始まりであり、これで少しでも調整かと思われましたが、午前中の段階から押し目買いが入り大引けは6円安、TOPIXは0.39%高、グロース市場は1%強の上昇でありました。
日経平均は日柄整理になるのか、少々の値幅整理が入るのか分かりませんが、傍ら昨日も一昨日も個別銘柄の上昇が実に気持ちよく感じられます。
「東京エレクトロン」「レーザーテック」など値嵩株数銘柄で上昇してきた日経平均、「私の銘柄は動いてないよ」とお嘆きの投資家諸氏もおられると思われますが、これからの循環物色で陽の目見られるかも…。
そういえば、2年半続いたアベノミクス相場も最初は大型株主流で進み、徐々に中小型株に資金が移動して行きました。勿論、個人投資家にとっては中小型株に資金移動した後の相場の方が抜群に投資効率がよく儲かりましたね。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」ドイツの鉄血宰相ビスマルクの格言で、愚者は自分の経験からのみ学び、賢者は自分の経験以外の先人たちの経験から、歴史から学ぶことでより多くの経験を身に付けるという意味です。
であれば今後の相場展開が、如何に個人投資家に微笑んでくれるかは想像に難くないと存じます。歴史に学び儲けましょう!
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