米国市場では、「エヌビディア」一強に見えますが、ここへ来て物色対象の広がりを数値で表す資料が、マネックス証券の岡元兵八郎氏により顕在化されました。
数字になると納得がいきますので載せますが、3月に入りトータルリターンがS%P500は0.47%、NASDAQ100が-0.49%、NYSE FANG+-1.96%、S%P500イコールウェイト(S&P500上場銘柄を時価総額に関係なく指数化している)が1.71%、ラッセル2000が0.59%、S&P400(中型株)1.72%となります。
これに見られるように時価総額の大きいS%P500の上昇を、時価総額を無視したS&P500イコールウェイトがオーバーシュートしており、更に中型株中心のS&P400もS&P500をオーバーシュートしております。
意外とマグニフィセント7が騒がれますが、米国市場は健全に循環物色が進んでいることが窺え、これでは資金循環も心地いいのではないでしょうか。
東京市場は調整局面入りとなりましたが、週足を見ていただくと、前週の高値を取った週のみを揉み合いを抜けた1月の初めから数えて、8週で4万円到達となりました。“八手十手は相場の転機” の格言通りとなったようです。
となりますと当然牽引役であった銘柄は日柄整理となりますが、現在バリュエーションに富んだ外国人投資家の資金は通り一辺倒ではなく、意外な中小型株にも大量保有報告書に名を連ねます。
日経平均の調整でも、個別銘柄を志向しフットワークを有する個人投資家は休む必要はありません。今後返って資金集中が起こり易くなり、値幅効果も期待できます。個別銘柄を狙う資金を追っかけて参ればよろしいかと存じます。わからなければご一報いただければ…。
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