筆者の優秀な後輩の中でもピカイチであり、某大手証券の調査部の筆頭役員を務める人間がおりますが、彼曰く、外国人投資家の日本株に対する引き合いは、めちゃめちゃすごいことになっているとのことだそうです。
連日何かいい銘柄はないか、掘り出し物はないかとの問い合わせが絶えないそうです。それもそのはずで、東京市場のバブル崩壊以降、30年に渡って日本株を売り続け、傍ら成長著しい中国株を買い続けておりましたので、日本株に詳しい訳がありません。
その間ファンドマネジャーとて最低でも5、6人は代変わりしております。それだけ日本は物が上がらない、給料が上がらない、株が上がらない国であったというのが外国人投資家から評価であり、そのすべてが上がる国であったのが中国でした。
その評価が一変してきているのは今現在であります。中国のバブルの崩壊も加勢し、日本との評価は大逆転し、今後は日本が上がる国となってまいります。日本株はなぜそのような評価に変わったかは、既に再三当欄でも述べておりますので省略しますが、世界のお金が集まれば当然日本株は上がります。
更に付け加えますと、引き合いが来ている外国人投資家もその内容は、100、200兆円の運用資金の大型ファンドから、200、300億円のヘッジファンドまでバラエティーに富んでお有り、当然志向する銘柄にも違いが出て来ております。
牽引役の値嵩株は調整し、中小型株が物色される良い循環物色が展開されつつあります。見る銘柄を観察しつつも、ピンポイントの個別株物色であり、まさしくここでも虫の目、鳥の目、魚の目で臨みたいところであります。
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