米国では注目の雇用統計が発表され、市場予想の20万人増を上回る27万5000人、失業率は市場予想3.7%のところ3.9%と悪化し、平均受給の伸びも予想を下回りました。
それと同時に前月の雇用者数の下方修正も発表され、少々驚きの数値であった1月の35万3000人から22万9000人に修正、前年12月も33万3000人から29万人への修正と合わせ、2ヶ月連続の減額となりました。
全体、雇用の勢いは底堅いものの概ね落ち着いており、「労働市場は依然として比較的タイトだが、需給バランスは引き続き改善している」、とのパウエル議長の議会証言の通り、雇用情勢は正常化に向かっているものと思われます。
先週末の米国市場は若干押し目を形成しましたが、ザラ場雇用統計発表時は長期金利の低下もありしっかり推移しておりましたが、連騰しておりました牽引役の「エヌビディア」の押し目が響いたようです。
今週の東京市場は日米金利差縮小から為替が急変しておりますので、下落から入るものと思われますが、先週来申し上げております通り少々スピード違反でありますので、全体調整は歓迎かと思われます。
バリュエーションに富んだ資金が大挙押し寄せている東京市場です。全体調整から主力銘柄が小休止すれば、物色対象を横に広げ、次の利益を漁ってまいります。30年デフレに苦しんだ今までの東京市場とはここが全く異なります。
少々押すとまた大きく下がるんじゃないか?、の“デフレ脳”を払拭しないと、全体調整下の個別銘柄の暴騰を掴めません。押し目はまさしく買いです。悩んだらご一報ください。
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