米国市場では一部小売業が残っていますが一通り決算も終了し、CPI、PPI、PECデフレーターと物価に関する指標が終わり、今週は雇用にかかわる重要指標が控えておりますが、ダウ、NASDAQ、S&P500ともに史上最高値で推移する強調展開が続いております。
市場を牽引する生成AI関連の半導体株は決算内容も好調を維持し、死角がないように語られますが、如何せんその高バリュエーションが気になり、これがかなりの空売りを巻き込み、ショートカバーを誘っているようです。
米国市場ではそれよりも話題はスーパーチューズデー(3/5)の結果です。この結果とともに現状連邦最高裁で審議されているトランプ氏の立候補に値する資格があるかどうかです。「もしトラ」「ほぼトラ」などと揶揄されておりますが気になるところであります。
東京市場では昨日早々に4万円が見られるかとしましたが、本当に早々でした198円高の4万109円の引けでいよいよ未踏の地に入ってまいりました。それでも昨日は値下がり銘柄が値上がり銘柄の倍以上であり、騰落レシオも98と緩和されておりました。
日経平均の偏りは日々指摘の通りですが、出来高面を見ても各方面からバリュエーション豊かな資金が東京市場に集まっていることが窺えます。
ただ、気になるのは日経ダブルインバースの貸借倍率28倍という買い残の多さと、日経平均レバレッジの貸借倍率1倍で逆日歩5円という異常事態です。これは全て日経平均が下がる方に賭けている構図です。
過去にもこういう偏った信用倍率になると、仕掛けてくる悪い輩はおりますので、手掛けている投資家は注意が必要かと存じます。ヘッジファンドの去就には注意ですね。
そんなまどろっこしいことをしなくとも正攻法で今の相場は儲かりますよ。散々中小型は蚊帳の外と言われましたが、明らかに上昇のリズムが出て来ております。
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