米国市場はPCEデフレーターの発表を控え大きなポジションを取り辛いとの解説が主流となっておりますが、それでもあまり下げて来ない状況を見ると、足元の需給はいい状態で推移しているようです。
もう一つの注目点であるバイデン大統領とトランプ前大統領の公開テレビ討論会ですね。個人的にはバイデン大統領の年齢から来る衰えが露呈しないかが心配です。先日のG7会合でも、音楽にリズムを合わせる各国首脳の横でひたすらフリーズしていた姿が痛々しかったですから…。
別段どちらかを応援している訳ではありませんが、米国の波乱は世界に波及しますので安定した確固たる姿でいて欲しいと願う次第です。
今年は選挙イヤーですがまずは7月7日のフランス総選挙、ある程度のマクロン大統領の敗北は既に織り込まれ、対するルペン氏も民衆受けを狙ったかそれまでの極右的なアピールも大分トーンダウンしているようなので、大きな波乱にはならないかと思われます。
東京都知事選挙は現状では現職有利が伝えられており、その通りだと思いますが、選挙公約の成長戦略を掲げている前安芸高田市長の石丸氏に個人的には興味があります。
安芸高田市長時代に、少なくとも既得権益を打破し古い政治体質を変えた経緯があります。安芸高田市議会ではめっぽう評判は悪かったようですが、ある意味風穴を開けた実績を感じます。因みに筆者は都民ではないので投票できませんが…。
東京市場は一昨日の上げを昨日一気に吐き出しましたが、然程悲観的に見る向きはありませんでしたね。日経平均に対し直近スタンダード市場が大分健闘しておりましたが、昨日はグロース市場が目立ちました。かれこれ3年以上駄目の烙印を押され続けましたが、少々風向きが変わって来たようです。
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