米国では5月のISM製造業景況指数が発表され、48.7と前回の値も下回り、今回の市場予想49.6をも下回る結果となりました。
先週の個人消費支出(PCE)価格指数の減速で、個人消費の減速分を設備投資と住宅投資が穴埋めしている構図が窺えるとしましたが、どうも怪しくなってまいりました。
予想よりも高く、更に長く続く金利が設備投資を減退させ、企業による在庫増を消極的にさせているようで、早速米長期金利は4.3%台まで下落し、4月の4.7%、5月の4.62%を頭にチャート的にもダブルトップを形成して来ております。
これから雇用に関する重要指標が続きますが、どうやら米国経済は緩やかに景気が減速しつつ、インフレも緩やかに2%の許容範囲に向かうベストシナリオが描けるようになって来たかと思われます。
さて東京市場も昨日は日経平均ベースでは340円ほど売られましたが、程なく押し目買いが入り引けは85円安と随分下げ渋り、TOPIXも同じく健闘しともに陽線で帰ってまいりました。
昨今、ここまで悪役としての存在でしか語られなくなったグロース市場ですが、プライム、スタンダードに比べて上場指針が今一つ伝わらず、資金が集まり辛い状態であったことは否定できませんが、具体的には表現し辛い、肌で感じる変化は少しあるように思います。
大きな流れは3年半に渡りいいとこなしですが、東証から漏れて来る時価総額に対する基準、IRの強力推奨など東証改革の延長が届きそうなところまで来ているかと…。
そう言えばプライム、スタンダード市場でも今まで全く物色の圏外であった、別に悪材料に沈んでいた訳ではない銘柄にも資金は向かい始めております。この辺りの循環物色に期待がかかります。
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