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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

注目の日銀政策決定会合は国債買い入れ減額のみか

  

米国市場では予想外に強かった雇用統計を受けて、直近4.2%台まで下落していた長期金利は4.4%台まで上昇し、チャート的には週足ベースで下髭を伸ばす形で引けからは普段ですと底入れ足との見方ができますが、最近では下髭を実践で埋めに来るケースが多く見られるので、よりタームを伸ばせば2番天井と見ることもできます。

 

米長期金利上げ下げを見ても目先のドタバタ劇としか見えないのですが、強弱材料交錯で結局今週のFOMCでのドットチャート、パウエル議長の会見、更に消費者物価指数(CPI)を待つ展開であります。

 

マクロ要因は指標が発表されるたびに年初からこの展開にあまり変化はありませんが、ミクロの個別銘柄では「エヌビディア」の強さが際立ちます。マネックス証券の外国株コンサルタントの岡元兵八郎氏のS&P500の上昇率寄与度の資料を拝借します。

 

今年に入りS&P50012.2%上昇しておりますが、上昇率寄与度はエヌビディア1社で4.2%、マグニフィセント7(エヌビディアを含む)が無かったら上昇率は4.5%まで落ちてしまい、いかに偏っていたかが窺えます。

 

マグニフィセント7の各月足チャートを並べるとテスラが冴えない展開意外はすべて群を抜く上昇率ですが、特にエヌビディアの動きは凄まじい上げとなっており、マクロ環境はドタバタあれど個別銘柄には米国でも資金は向かっているということです。

 

東京市場では今週注目の日銀政策決定会合があります。米国の雇用統計を見て少々困惑していると思われますが、予想されることは現状の国債買い入れ額月6兆円が5兆円に減額との微修正にとどまると思われ、結局こちらもマクロの方向感は出ず、米国同様個別銘柄に資金が向かう展開に変わりないと思われます。

 

どのポストを買おう、どのテーマを買おう、ではなくピンポイントで個別の材料に乗ってください。値上がり上位を見れば買われている分野は多岐に渡り、森より木であることは明白です。

 

 

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