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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

内需株優位でTOPIXは高値に肉薄。

  

先週の米国ではバッドニュース・イズ・グッドニュースの如く、個人消費の減速を市場が織り込みに来ました。利下げ観測は早々には早まりませんが、貯蓄が大きく下がり多くの消費者がクレジットカードやその他の手段に頼るようになって来ているようです。

 

今週もデータ重視のFRBを刺激する重要指標が続々と出てまいります。中国の購買担当者景気指数、米国、欧州の製造業PMI、更に個人的にはここに注目しておりますが米国のISM製造業、非製造業景況指数が控えます。

 

更に週末に向けては雇用に関する指標であるJOLTS求人件数、ADP民間雇用、そして先週の経済指標から、どうも怪しくなって来た労働市場の方向性が明らかになるか、7日には雇用統計へと進みます。

 

ご覧の通りマクロの経済指標が強弱まちまちで混とんとする中でも米国市場が強いのは、既に終わったミクロの決算発表がSP500銘柄で3.9%の増益予想のところ7.8%の増益となり、この企業業績の良さに起因していると思われます。

 

さて東京市場は先週波乱要因として急騰した10年債利回りですが、1.1%台まで上昇したものが既に1.04%台まで戻しております。先週の2年債の入札は順調に消化しましたが、今週は1030年債の入札がありますが、この結果如何ではまた荒れるかもしれません。

 

ただ昨日の東京市場でも止まった半導体値嵩株に代わって、当欄でも再三申し上げております内需株に資金が向かっておるようで、更に個別に材料を有する銘柄への物色意欲も健在であります。

 

従って、日経平均よりもTOPIX優位の展開であり、昨日2798ポイントの引けは2813ポイントの高値に肉薄して来ております。まさしく東京市場でもセル・イン・メイを覆すバイ・イン・メイの様相でありました。

 

 

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