トランプ大統領は、「アメリカは今までにあらゆる面で友好国にも搾取されてきた」と常々発言しておりますが、実際に日本に何を求めているのか改めて整理してみました。
1、 貿易赤字の是正
日本との貿易で発生している米国側の赤字を問題視、特に自動車や鉄鋼、アルミなどの分野で日本からの輸入が多いのでこれを減らすよう圧力をかけています。
2、 農産品市場の更なる拡大
日本は米国産牛肉に38.5%(現状段階的に引き下げています)、豚肉は1kg当たり125円、小麦、乳製品に高い関税がかけられておりますが、これを引き下げるか、より有利な取引条件を提示するよう要求しています。
3、 FTA(自由貿易協定)の交渉
米国は日米の二国間のFTAの締結を強く求めおり、日本は多国間の枠組み(TTP)を重視していますが、米国は既にTPPを離脱しております。
4、 為替政策の監視
米国は日本が意図的に円安に誘導していると疑っており、為替政策に関して透明性を高めるよう求めています。
5、 防衛分野での協力・軍事支出の増加
トランプ政権は日本に防衛費の増額、米国製兵器の購入を求めています。
6、 米国産LNG(天然ガス)の購入
日本はテキサス州産、ルイジアナ州産LNGの購入を増やしておりますが、更に「ドリル・ベイビー・ドリル」のスローガンで掘りまくる、少々割高なアラスカ産天然ガスの大量購入も求めております。こんなところでしょうか。
大きいのは自動車と農産品ですが、自動車については各国の自動車メーカーの中で最も多くの工場を米国に持つのは日本です。
更に農産品は米報道官が指摘したコメに対する700%の関税など撤廃してしまえば、現在の米価格の安定にもつながります。
更に大きいのは防衛費、欧州でも128兆円の防衛費の積み上げを決定し数十年ぶりのパラダイムシフトに進んでいる現状を踏まえ、いい加減に現在の世界的危機的状況に一日も早く気づき行動すべきです。
政治家が頭に汗をかいて取り組めば出来なことはないと思いますが…。
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