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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

好業績内需中小型株、久々のグロース市場に注目。

 

ここへ来てトランプ関税は更に二転三転の迷走ぶりを発揮しております。トランプ大統領の側近はイエスマンで固められておりますので、大統領の発する政策に正面から反対する閣僚はいません。

 

現状で唯一反対したのがイーロンマスク氏ですが、彼の政治的理念だとかではなく、単にテスラ車がアメリカと中国でしか生産されていないので、価格競争力で不利になるという理由でしかありません。

 

DOGEの権力を好き放題使って政府関係者を大量に切り捨てて来たマスク氏ですが、自分のこととなるとあっさりトランプ氏の政策に反対するとは呆れるばかりですが、彼は既に政権から去ることが決まっております。

 

その閣僚の中では関税は減税だと唱えた賢くない閣僚もおりますが、その中で注目はベッセント財務長官です。先週の株安、ドル安、債券安のトリプル安から金融機関の中には早々に引当金を積んだところも出て来たことに危機感を抱いたようです。

 

放置すればリーマンショックの二の舞と危惧し、トランプ大統領に直談判したと伝えられております。経済を知り尽くす人であり、著名投資家であるジョージ・ソロス氏とともに英国中央銀行、日銀との為替ファイトにも勝利したクレバーな人物です。

 

トリプル安は生みの苦しみとはならないことを多少なりとも悟ったトランプ大統領は、現状ベッセント氏が自らの政権で一番賢い閣僚であると示している通り、彼の進言には耳を傾け強硬発言とは裏腹に、経済合理性に基づき政策の軌道修正も柔軟に行うことを切に願います。

 

加えて、周りの賢くないミニトランプ諸氏の言葉に従い、ベッセント氏を閣僚から外す、ないしは首にするようなことがあると再び怪しくなることは頭の片隅に置いておきましょう。

 

全体相場は急落が落ち着き、下値が固まれば材料のある個別銘柄には資金が動きます。好業績中小型内需株に動きが出てきたことと、グロース市場に明確な上場基準が東証から示されたことは、個別銘柄の相場展開にはフォローの風となります。

 

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