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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

ボラタイルな動きに抵抗力、値固めか。

  

中国はトランプ関税の掛け合いから降りたとしておりましたが、次の一手として米ボーイング社からの航空機の納入をストップするという策に出て来ました。確かに旅客機はボーイング社とエアバス社の寡占状態ですから可能かもしれませんが、専門家に言わせると現実にはかなり難しく、自国の犠牲も大きいようです。

 

関税の掛け合いは常に落としどころはこんなもんで、サプライチェーンは複雑に入り組んだ現状では、誰も勝者になれないのが現実のようです。ともに権力者ですから、振り上げた拳はどう収めるのかなかなか計れません。

 

ただ、冷静にトランプ氏の言動を追ってみると、メディアでも散々指摘されている通り、朝令暮改、二転三転が当たり前であり、当初の市場インパクトは非常に大きく米国市場も大荒れでありましたが、最初に掲げた目標が高ければ高いほど修正を迫られる現実に、少々慣れて来たというのが本音ではないでしょうか。

 

東京市場も42日の関税の税率が決まった時には恐ろしい程のネガティブサプライズと捉え、先週まで1000円安、2000円安が当たり前のようにボラティリティの高い状態が続きました。

 

今週もトランプ大統領の言動は全く変わらず、鉄鋼、アルミ、自動車に続き、これから半導体、医薬品に新たな関税をかけると吠えておりますが、今日までその関税に最初に音を上げているのは鉄鋼ではUSスティール、自動車ではGMです。

 

正直な市場はその辺りを既に織り込み始めており、先週の1000円、2000円の変動幅から、今週の振れ幅は大分狭まって来ているように思われもみ合い状態に入りつつあるように思われます。

 

市場の期待するあく抜け上放れには未だ厳しいとしても、値幅を抑えた値固めの時間帯を迎えるのではないでしょうか。各国の関税交渉が始まり、日本がトップで臨みますが、突然直々にトランプ大統領の参加というサプライズニュースが流れて来ましたが、この会談の重要度が伝わります。赤沢大臣にエールを送ります。

 

 

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