注目のFOMCにてFRBはフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%下げ、3.75から4.00%にすることを決定しました。更に、2022年から続けていたQT(バランスシートの縮小)を12月1で終了することも明らかにしました。
前回の9月に続き2会合連続となりました。今回の内訳は賛成10に対し反対2という結果で、トランプ大統領が送り込んだミラン理事は0.5%を主張したそうです。
パウエル議長はFOMC後の記者会見で、今秋の利下げ決定は徐々に冷え込む労働市場を支える緩和政策への堅固な支持を示すものとし、その上で先行きに対しては慎重な姿勢を示し、12月の利下げは既定路線ではないとタカ派な発言で締めました。
先行きに慎重な姿勢に対しマーケットは多少緊張したようですが、好調な決算が支えになったようで、全体としては小動きの展開でした。
東京市場は一昨日の一極集中から解放され売り買い食い合いの状況ですが、押し目買い意欲は旺盛で昨日の出来高は37億株、売買代金は10兆円を超える大商いと記録的なものとなりました。
出遅れのレーザーテックが決算前にストップ高になる少々びっくりするような展開でしたが、個人投資家に人気のある銘柄ですが、半導体(SOX)指数の高値更新から目先の資金が一斉に向かいました。
アドバンテストと真逆になったディスコの例もあり、決算前に少々博打的売買かと思われますが現状は勢いが優位の状態です。
日経平均のEPSも2650円まで上昇して来ているようなので、基本的にバブルと考える必要はないと思われますが、これから決算発表の前半戦ピークに差し掛かりますので、内容を確認して行くところであります。
弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。



 
 
 





