「禍福はあざなえる縄のごとし」。幸いが転じた後の福を手にする日本企業は少なくないはずです。今回の大震災が日本のパラダイムを大きく転換させつつあります。
幸福な日々が続くと忘れた頃に大災害がやってきたり、大災害の後には奇跡的な復興が起こったりします。
日本史上最大の被害と云われている大正12年の関東大震災では、10万人以上の方が亡くなられ、東京市内の約6割の家屋が罹災し、一面火の海となりましたが、見事に復活しました。
太平洋戦争では広島、長崎に原子爆弾が投下され、東京大空襲でも数十万人の方が亡くなりましたが、戦後日本の奇跡的な経済の大発展には世界中が驚きました。
石油危機のときも「日本の命運は尽きた」と思いましたが、エネルギー不足を技術力で克服した日本は、世界に冠たる技術立国となりました。逆風を糧として見事によみがえった歴史を思い出します。
今回の東日本大震災がもたらした国難は、前向きに考えれば、古い価値観を一掃し、国家再生の新しいグランドデザインを構築するときです。
相場も徐々にテーマ性から個別銘柄へ視点が移っていくでしょう。大暴落の後には、次の回復場面で中心を担うような銘柄に投資することが重要です。
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