金沢大学の太田富久教授グループが、放射性物質を含む汚染水を効率よく浄化する粉末を先日、開発しました。
研究段階の成果ですが、実用化すれば1時間に1000トンの汚染水を処理でき、今採用されている仏アレバの処理能力の20倍に相当します。
粉末は吸着剤のゼオライトや金属の凝集作用を持つ化学物質を数種類組み合わせたもので、海水中の放射性物質を効率よく取り込んで沈殿します。
ヨウ素やセシウム、ストロンチウムを5PPM前後の濃度で溶かした水で実験したところ、ほぼ100%除去できたようです。
太田教授らは大規模処理システムを設計済みで、今後、政府や東電に設置を働き掛けていくようです。
浄化剤メーカーのクマケン工業(秋田県横手市・未上場)と共同開発しましたが、他にも関連企業があるのか、調べる価値はありそうです。
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