外国為替証拠金(FX)取引を手掛ける個人投資家が、オーストラリアドルや南アフリカランドなど高金利通貨に対して円売りを進めております。
円が対ドルで10月31日の介入後の高値をつけたのに歩調を合わせ、対高金利通貨でも軒並み上昇しましたが、これ以上の上値は限定的とみて逆張りの取引を始めているからです。
個人が円売りを加速させたきっかけは、14日の外国為替市場で円相場が対ドルで1ドル76円台と、介入後の高値をつけたことと、つられて高金利通貨が軒並み対円で売られたため、個人はドルだけでなく、高金利通貨にも値ごろ感を抱くようになったのでしょう。
勿論、個人が円売りを仕掛ける背景には、追加介入への期待感もあるでしょう。市場で介入への思惑が強く、対ドルでも円の上値は限定的との見方も出来ます。
介入が再実施されれば値動きが大きくなるとの読みもあり、リスクをとって介入後の相場変動にかける個人の円売りが、円の一方的な上昇を抑える要因となりそうです。
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