外国の方が日本について語るとき、自分ら日本人が思いもよらないことを褒めることがあります。
先日、テレビを見ていると、米国人の旅行客が「包む・並べる」という日本の文化に感心していました。百貨店の綺麗な包装や江戸前すしが同じ大きさで揃っているのも、云われてみれば確かに美しく、これこそ古来から日本人が大切にしてきた「和の精神」なのです。
7年後の東京五輪で、ニッポンはどのような姿を世界に伝えられるでしょうか。国際的な祭典にありがちな「先進のテクノロジー」も結構ですが、何かもっと細やかで温かみのある価値観で、世界の人々を“おもてなし”したいものです。
今話題の「新国立競技場」は、イラク出身の女性建築家ザハ・ハディドさんが設計を手掛けます。今にも空に舞い上がるような姿に驚きを隠せません。
「脱構築主義」という新しい建築の流れで、直線を組み合わせて、力と技で人間の空間を築くのではなく、ひねり、ずらし、曲げて、建物が自然環境に張り付いています。
「和の精神」が継承されているような「新国立競技場」で、7年後の2020年にどんなドラマが演じられるのか、どのようなレガシー(遺産)を残す大会になるのか、今からワクワクします。
そして、2020年東京五輪決定はニッポン株にとっても最高のタイミングとなりました。
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