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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

日本生まれの「ピクトグラム」

 

2020年の東京五輪・パラリンピック時に来日する外国人観光客のために、東京都内の道路や鉄道、競技場などの案内表示を多言語で表記する検討が始まりました。
 
現在、都内の観光名所などに設置されている案内板は、日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語で表記されていますが、これら4か国語にアラビア語とフランス語を加え、飲食や物販などの分野にも広げるアイデアです。
 
ただ、表示される言語が増えれば、より広いスペースが必要となり、言語の順番なども統一しなければ、逆に混乱を招くことにもなります。
 
外国人観光客が迷わないための案内表示は、64年五輪でも大きな課題でした。この時に誕生したのが、絵文字による案内表示の「ピクトグラム」でした。
 
1964年の東京五輪の時には、当時第一線で活躍する11人のデザイナーたちを集めて、制作に約4か月をかけ、「一般駐車場」や「エレベーター」、「階段」、「トイレ」など39種類の「ピクトグラム」を完成させました。
 
「社会に還元すべきだ」というデザイナーらの考えで著作権を放棄し、日本生まれの「ピクトグラム」が世界中に広がったのです。
 
2020年の東京五輪では、日本人の「おもてなし」の心で、どんな「新ピクトグラム」が出来上がるのか、今から楽しみですね。
 
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