為替相場が膠着しているためか、為替の先行きについてのお問い合わせを多く頂きます。
ここで云えることは、ドル・円相場は概ね8年周期でドル高・円安のピークを迎えているということです。特に1973年の変動相場移行後はこの傾向が強まっております。
ドル・円が1ドル=124.14円の高値を付けたのは2007年6月ですが、ここを起点とすると次のドル高のピークは16年前後となります。
日本は2020年東京五輪が開催されますが、過去の五輪開催国の経済成長を見ると、開催年の2年前あたりにピークを迎えることが多く、これを見込んでリスク資産に資金を向ける傾向が強まります。
こうした大きな流れを読むと、ドル・円相場は17〜18年をピークに120円前後を目指すのではないでしょうか。
もう少し細かく分析をすると、14年内は緩やかな円安が進み、米国の金融緩和終了となりそうな来年夏ごろに108円前後、年末に110円台へ向かうことになるのでは…。その先、15年末〜16年前半にかけて117円前後の円安を予想しています。
昨年の1月16日のこのコーナーでは、円の適正レートから当時1ドル=88円だった為替相場を購買力平価から「104円程度の円安になると予告」して、その通りになりました。
今回はズバリ「4年後に1ドル=120円」を予想しますが、それは同時に日経平均の大幅高を意味しています。
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