株式市場は現状コロナウィルスに翻弄されておりますが、全世界の価値観が共有され、ここ1?2週間が勝負との認識で一致いたしました。この問題も遅かれ早かれ収束するもの、コロナ関連銘柄が既に高値を取れない状況からも、市場は常に新しいテーマを模索しております。
そこでスマート農業。
先週末の日経ベリタスでも特集を組まれておりましたが、あらゆるモノがネットにつながる「IOT」が経営を迅速に変えていきます。情報通信技術(ICT)や人工知能(AI)を活用、農業やサービス産業の事業所得を高める動きに拍車が掛かってきました。
最注目は、次世代通信規格「5G」などのICTやロボット技術、AIなどを組み合わせた「スマート農業」です。経験と第六感に頼る農業からデータに基づく農業への転換です。
日本の農業の現場では、課題の一つとして、担い手の高齢化が急速に進み、労働力不足が懸念されています。そこで、スマート農業を活用することにより、農作業における省力・軽労化を更に進められる事が出来るとともに、新規就農者の囲い込みや栽培技術力の承継等が期待されます。
農林水産省では、先端技術を生産から出荷まで体系的に組み立てた「スマート実証農場」を全国各地に配置し、データの収集等を行いながら、生産性向上等を目指すプロジェクトを開始することを発表しました。
このプロジェクトは、生産から出荷まで複数のICT機器サービスを統合的に農業経営に利用しようというものです。
「スマート農業技術の導入・実証」では、ロボットやICTなどの要素技術を実際の生産現場に導入し、生産から出荷まで一貫したシステムとして実証して各種のデータ集計を行います。
「データの分析・解析を通じた技術の最適化」では、スマート実証農場で収集されたデータを技術面や経営面から分析して最適な技術体系を見いだし、全国に普及させます。
スマート実証農場は、農業と先端技術が結びついたスマート農業が、実際に好結果をあげられるのかを見るリトマス試験紙です。その成果は、日本の食の安全保障の将来も占うものになるでしょう。
「スマート農業」関連に注目!
皆様方からの投資相談並びに入会受付を承っております。
弊社へのお問い合わせは03-3868-2801までお気軽にどうぞ!