天気予報で「降水確率70%」と発表されれば、多くの方は傘持参で外出するでしょう。しかし、予報が外れ、雨が降らなければ「何だ、天気予報で雨っていうから、傘を持ってきたのに…」と思う人は少なくないでしょう。
でも、天気予報は外れた訳ではありません。「降水確率70%」と云う意味は「雨などが降らない確率は30%」との解釈もあるのです。「降水確率70%」でも10回に3回は雨が降らない日があるのです。
相場にも似たような状況があり、不安要因が多くあっても、必ず下げる訳ではありません。重要なのは“確率的”には下がる可能性が高いということです。
投資環境において様々なシナリオが考えられる中、複数のシナリオを設定しておくべきです。絶対確実な予想などあり得ないのですから、メインシナリオとサブシナリオくらいは考えておいて下さい。
「相場観を持つ」―とは、相場に対してこのような対応をすることを意味しており、そして其々のシナリオが起きた時のリターンも想定しておくことが重要です。
さらにシナリオの発生確率とリターンを掛け合わせたものが期待値となります。その期待値がプラスなら買い、マイナスなら売るか、持ち株を減らします。これが「投資」というものであり、期待値がマイナスなものに賭けるのは「投資」ではなく、「ギャンブル」なのです。
皆様方からの投資相談並びに入会受け付けを随時承っております。
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