米著名投資家ウォーレン・バフェット氏の盟友でバークシャー・ハサウェイの副会長、チャーリー・マンガー氏が昨日99歳で逝去されました。バフェット氏は「チャーリーのひらめきや知恵、関与がなければ、バークシャー・ハサウェイはなかった」、との声明出し哀悼の意を示しました。
バフェット氏以上にバリューに拘ったマンガー氏は「大金は、売ったり買ったりの繰り返しではなく、持っていることで得られるもの」、「人は計算しすぎ、そして考えなさすぎる」、など個人投資家に数々の明言を残しました。ご冥福をお祈りいたします。
さて、米国市場ではブラックアウト期間を前に各連銀総裁の講演が続いておりますが、タカ派でお馴染みのウォラー理事がある意味サプライズな、金融政策はインフレ抑制に十分効果を発揮しているとし、先の金利を下げる想定にも触れました。
傍らボウマン理事は、データ次第ではインフレ率を目標に戻すため追加的な金融引き締めを指示するとの見通しを示し、市場の楽観ムードにくぎを刺すコメントとも受け取れ、今後のパウエル議長の講演が待たれるところであります。
東京市場も方向感なく3日連続安となりました。半導体値嵩株の一角は強い展開ですが、十分貯め込まれた空売りと先物に絡む買いであり、半導体関連が横に広がっている訳ではありませんので、個別物色の範囲であると心得ます。
全般的には日経平均VI指数も、騰落レシオとともに過熱の域に入って来ておりますので、スピード調整は歓迎すべきところでありますが、待機資金は十分準備されておりますので然程の押し目もないかと思われます。
昨日も、一昨日も小型株指数が堅調であり、明らかにグロース市場が元気になりつつあります。マクロ要因から少々毛嫌いされた市場でしたが、予想通り俄然お宝材料銘柄の活躍が始まってまいりました。年末ラリーが楽しみになって来ます。
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