米国市場ではマクロ、ミクロともに目先の材料が出揃い、一時4.98%まで上昇した長期金利は4.3%台まで下落、152円まで届こうかとしたドル円も148円台まで円高ドル安に進んでまいりました。
明らかに潮目の変化であり、年内のFRBによる利上げ予想は既に消えており、来年1月もなし、3月には利下げの予想が既に30%に確立となっております。
更に、長期金利の明らかなピークアウトから、3週続けて上昇した先週の米国株式市場ですが、物色対象にも変化が見られ、大型株指数のS&P500が2.24%の上昇、中型株指数のS&P400が3.98%の上昇、小型株指数のラッセル2000が5.42%の上昇となりました。
大型テック株は相変わらず強い展開ですが、明日の注目のエヌビディアの決算を控え、明らかに米国市場でも物色対象の裾野が広がって来ているようです。
昨日の東京市場は先週末の勢い宜しく、6月の高値3万3772円を早々に取ってまいりましたが、その後は失速し200円程安く引けました。さすがに戻り売りも出ますし、牽引役の半導体値嵩株もあらゆる指標が過熱状態で調整が欲しいところであります。
変わって、昨日はグロース市場が強い展開を見せておりましたが、決算発表も一巡したことから、この市場でも安心して割安に放置されたお宝銘柄探しが進みそうです。
昨日も値上がりした上位30傑の半数以上はグロース銘柄が占めており、米国市場のラッセル2000の奮闘ぶりからも、超出遅れたグロース市場の個別銘柄の今後が楽しみになってまいりました。
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