米国市場では注目のエヌビディアの決算も予想以上、先週発表のサービス業のPMIも予想外の改善と、大分明るくなってまいりました。ブラックフライデーでの個人消費もEC(電子商取引)を中心に出足好調が伝えられ、年末商戦への期待値も上がってまいりました。
今週はFRBが消費者物価指数(CPI)よりも重要視するPCEデフレーターが発表されますが、恐らく伸び率は低下しインフレの緩やかな改善が確認される数値となると思われ、株式市場にとってはあく抜け材料になるのではないでしょうか。
それでも今週はFOMC前のブラックアウト期間前ですので、各連銀総裁の発言が連日伝えられると思われますので、その内容にも注視して参りたいと存じます。
さて東京市場も33年ぶりの高値と言われながらも、なかなか一気に抜けず上値の重さが指摘されておりますが、昨日申し上げました通り日経平均VI指数も少々過熱気味ですので、ここでの一服は想定内と存じます。
PCIデフレーターから米国のインフレが落ち着き、長期金利の低下からハイテク株中心の物色というシナリオが描かれているようですが、昨日の金融株の踏ん張りからバリュー株の優位性を語る専門家も混在しております。
筆者としては年末特有の動きを想定しており、森より木を探ってまいります。感謝祭が終わると外国人投資家は早々にクリスマスムードとなり、市場商いも減少しがちで、そこで浮上してくるのが小型株です。
東京市場でも、外国人投資家は3週連続グロース市場で買い越して来ております。好材料内包でもマクロ要因から理不尽な株価水準に放置された成長株が結構な数で待機しております。1回転、2回転狙えると思われます。
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