祝日前の米国市場は再び長期金利は4.3%台、為替は147円10銭台まで進んだドル安円高は多少反発したものの、明確に148円を切る水準で推移すると投機筋のポジションの巻き戻しが起こる可能性があるので注意が必要かと存じます。
それでも株式市場はFRBによる利上げの後退から、利下げが既に視野に入って来たことも好感し強い展開が続いております。イスラエル、ハマスの争いも人質解放の話が進展、OPECプラスの会合が延期になったことも原油価格の安定に繋がり追い風となっております。
マクロ要因は落ち着いており、インフレ再燃を懸念しつつも比較的堅調な経済指標を受けたソフトランディング路線を進むものと思われます。
ミクロでは注目の「エヌビディア」の決算が発表され、市場予想を上回る好決算でありましたが、中国輸出への懸念、並びに既に株価は史上最高値まで買い進まれていたことから、「噂で買って事実で売り」の典型的な展開となりました。
しかしながら目先の動きは消化したとしても、日米ともに半導体銘柄の今後は強い展開が続くものと思われ、祝日明けの米国市場でも「エヌビディア」を中心とした半導体銘柄からは目が離せません。
東京市場も半導体投資が既に国策となっておりますので、本命「東京エレクトロン」「レーザーテック」から、更に裾野が広がるものと思われます。
当欄でも再三申し上げましたが、半導体関連銘柄といっても上場企業でも優に100社を超えます。更に国内投資は台湾のTSMCの熊本工場、PSMCの宮城工場、更にラピダスの千歳工場、そしてマイクロン・テクノロジーの広島工場増設と材料目白押しです。
地理的なものを含めれば買える銘柄は山積しております。
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