全世界が注目する米国「エヌビディア」は予想通り素晴らしい決算が出ました。売上高は市場予想288.57憶ドルのところ、前年同月比122%増の300.40憶ドルに見られるように、純利益、1株利益も予想を上回る好決算でした。
更に500憶ドルの自社株買いも合わせて発表、しかしながら「エヌビディア」に1番強気なアナリストの予想には届かなかったという理由で発表時は7%ほど売られました。
作れば必ず売れるエヌビディアのGPUの購入者が、今後莫大なAI投資から如何に利益に繋がるかが課題となると思われます。最近のAI投資に対しあまりにも巨額な投資に至っており、その回収に懐疑的に捉えるアナリストも現れております。
決算内容は大方の予想通りよかった訳ですが、株価がどう咀嚼するかの問題で、当欄でも指摘した通り他の半導体株に対する影響はほとんど見られずエヌビディアはもう少々日柄整理かと存じます。
それよりも象徴的なのは、マグニフィセント7に代表されるハイテク銘柄以外で時価総額1兆ドルを達成したウォーレンバフェット氏率いる「バークシャー・ハザウェイ」です。
分からなものには投資しない、投資に見合わなければ現金で持つ、この投資スタンスだけで1兆ドルクラブの仲間入りです。個人投資家も見習える筋金入りの投資法と思われます。
尚、東京市場は「エヌビディア」の決算発表を契機に、売られていた半導体株の下値が見えて来たかと思われますが未だ整理未了であり、個別銘柄の物色環境は引き続き好循環が続くものと思われます。
弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。