日銀の追加金融緩和策をきっかけに、ようやく出直りの兆しを見せてきた株式市場ですが、これまで世界の主要市場から大きく出遅れていただけに怒涛の逆襲相場への期待が高まっております。
今回の量的緩和で高く評価できるのが、「インフレ率が1%になるまで緩和策を継続する方針」を明らかにしたことです。
これまでの政策は、目標設定なしに打たれてきましたが、今回は1%が定着するまで量的緩和を続けると云うのですから非常に心強いです。目標の達成がいつになるかは問題ではありません。日銀が先般のG7で、自ら成果を問われる公約を国際社会に対して発せられたことに意味があるのです。
世界は現在、各国・地域がそれぞれの通貨安を求める「通貨戦争」に発展しております。グローバル経済の大競争時代に輸出競争力を高めようという動きです。
日本は最近までその「通貨戦争」に参加せず、大損失を被ったと云ってよいでしょう。しかし、今後はそれが次第に改められると考えられ、すでに個別銘柄はそれを先取る動きを見せてきております。
FRBは去る11月2日、3日に開いたFOMC(連邦公開市場委員会)でさらに6000億ドル規模の追加金融緩和を発表しました。これで、世界で唯一出遅れていた「日本市場にバブルの発生が起こる」と見る投資関係者は少なくありません。
年末に向け、楽しくなってきた株式市場です。
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