国内株式市場で証券会社が顧客の注文を独自に付け合せる取引所外取引が広がっております。「ダークプール」と呼ばれるもので、取引が成立するまで注文状況が明らかにならず、自らの大口注文で取引成立前に株価が変動する事態を回避できるのが特徴です。
取引所とは別の株価で売買が成立することが多く、機関投資家が注文を出す際の選択肢を広げています。
この取引所外取引では証券会社が顧客の注文を、公開しないまま他の顧客の注文と付け合せます。売り手と買い手の提示価格が折り合えば、例えば取引所で買い注文が100円、売り注文が101円でにらみ合っている場合に、100.5円でも売買が成立します。
利用が広がったキッカケは金融庁が3月に取引所外取引を最終的に証券取引所の立会外取引に持ち込み、そのうえで約定させるように義務化したことです。
この日本版のダークプールは、今後1年で急拡大しそうですが、現時点では個人投資家は利用出来ないとのことです。
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