「過剰流動性相場」が世界の金融業界で合言葉になっております。米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和の第二弾に踏み切ったことで、世界的なカネ余りに拍車が掛かるとの見方が出てきております。
あふれる投資マネーが新興国や商品市場に流れ込み、新たなバブルの芽を生むということです。
すでにカネ余りは進んでおり、世界のドルの流通量を測る目安とされる「ワールドダラー」を見ると、先月末には約4兆5000億ドル(約366兆円)に達し、リーマン前の2倍に膨らんでおります。
FRBはデフレを避けるために大規模な緩和に動きましたが、米国内の資金需要が低迷する中で巨額のマネーが出回るだけに、新興国や商品市場への資金流入が勢いづく可能性は大です。
過去の日本のバブルやITバブル、住宅バブルなどが発生したときには、この「ワールドダラー」の伸びが高まった時期と重なります。
世界のマネーの膨張を背景に、新たなバブルが始まっていると云えそうです。今、株式を持っていない人は、持たざる恐怖を味わうことになりそうです。
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