ドルの暴落で、アメリカがドルを捨てて、新たな新基軸通貨「アメロ」を発行するという憶測が再び市場で飛び交っております。
「アメロ」を、アメリカ、カナダ、メキシコの3ヵ国で経済統合した上で、統一通貨として発行しようというものです。ヨーロッパの「ユーロ」をお手本にしたと云っていいでしょう。
この「アメロ」ですが、数年前にも話題に上りましたが、いつの間にか立ち消えになっておりました。ところがドル暴落で再び脚光を浴び始めております。
ここにきて「アメロ」が話題になっているのは、米国が基軸通貨の発行国であることを死守したいからです。国際通貨基金(IMF)は、2016年にも中国がGDPで世界一になると予想しております。その時、米ドルは基軸通貨の地位を完全に失いかねません。そこで、ドルを見限り、北米共通通貨「アメロ」の投入を密かに計画していると云います。
アメロは北米共通通貨だとはいえ、実質支配するのは米国です。新通貨アメロを発行する際には、ドルとの交換レートを米国内とそれ以外の地域で差をつければ、米国は借金を大きく減らすことも可能になります。
ドル安を容認するオバマ政権は、そんな大胆不敵なシナリオを描いているのかも知れません。
皆様方からの投資相談を随時承っております。
お問い合わせは03-3868-2801までお気軽にどうぞ!