昨年は、震災、電力不足、タイの洪水など、企業にとっても「想定外」の事態が相次ぎました。
しかし、個人投資家にとってはもう、「想定外」が「想定外」では、済まされなくなった時代と云えます。投資家は「想定外」の様々なリスクと向かい合わなければなりません。
2012年相場はまさに2〜3月がヤマ場となるでしょう。巨額なイヤリア国債の償還が予定されており、これを無難に通過できるかどうかが、焦点となっているからです。
イタリアは豊かな北部と貧しい南部という経済構造となっており、いわばユーロ圏の縮図と云えます。北の稼ぎが南に還流しなければ国家として成り立ちません。
ユーロ圏も同様に、最終的には財政統合に向かう以外に通貨価値を維持することは困難です。ECB(欧州中央銀行)が重債務国の国債を買い取り、長期金利上昇を抑える以外に方法はありません。
日本の90年代以降の不良債権処理においても、市場に催促されて政策が打ち出されました。これと同じような展開が予想されます。とすれば、2〜3月に突っ込み場面があれば、絶好の買いチャンスとなるでしょう。
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