今年も冬の到来とともに、ノロウイルスによる食中毒のニュースが聞かれるようになりました。日本での食中毒患者数の53%はノロウイルスが原因で、そのうちの70%は12〜2月に集中して発生しているのでこれからの季節は注意が必要です。
ノロウイルスによる食中毒は、口からウイルスが入ったことで感染する(経口感染)で、感染してから発症までの潜伏期間は24〜48時間、主な症状は吐き気やおう吐、激しい腹痛、下痢などで、「感染性胃腸炎」と診断されます。
昨シーズン(2012年4月〜13年3月)の日本国内でのノロウイルスの感染者数は16.815人と、06〜07年シーズンの31.944人に次ぐ大発生となりました。
厄介なのは、ノロウイルスの感染力が非常に強いことです。
例えば、糞便やおう吐物が乾燥して、細かなチリやホコリとともに舞い上がり、体内に取り込まれる塵埃(じんあい)感染も多いのです。
一番の予防法としては、ノロウイルスを水流で流してしまうように、手指を頻繁によく洗うことです。食器や厨房器具をはじめ、ドアノブやカーテンなどの身の周りの物なども「次亜塩素酸ナトリウム」、あるいは家庭用の塩素系漂白剤を薄めた「塩素液」で消毒することです。
2006年にも「ノロウイルス関連銘柄」が、市場では人気化しましたが、今年も関連銘柄は要注目です。
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