2014年の日経平均株価の年足は、3年連続での陽線となりました。
振り返ると、1968年から89年まで22年間、長期強気相場を続けた後、90年から2011年まで22年間、長期弱気相場が続きました。
日柄整理を終えて転機が訪れたのが、アベノミクスがスタートした2012年で、以来3年連続で陽線を達成しました。
加えて、昨年は92年から22年間、重しになっていた長期上値抵抗線を完全に突破しました。長年、デフレに押し下げられた上値抵抗線を昨年、完全突破した意味は大きく、今年はその勢いを駆って3つの高値(96年6月の2万2666円、00年4月の2万833円、07年7月の1万8261円)を目指す展開が予想されます。
材料的にも昨年12月の衆院選挙における自民党の大勝(アベノミクスの長期化)と原油価格の急落(コスト削減と超低金利の長期化)が、1年を通じて相場を押し上げる可能性が大です。
「抜き打ち解散で自民大勝+原油急落」の組み合わせは1986年と全く同じです。当時は中曽根元首相の死んだふり解散で自民が300議席を獲得し、サウジアラビアが原油を増産しています。
翌87年から3年間、日経平均株価は大幅上昇しました。
新年相場はマイナスからのスタートではありますが、2万円の大台に乗せる条件は十分すぎるくらい整っているのです。
例年恒例の“新春お年玉銘柄”を発表します。
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