今年の金融市場を展望する際、一つの大きなテーマとなるのが「グローバル・ディスインフレーション」ではないでしょうか。
日米欧の中央銀行による強烈な金融緩和策にもかかわらず、原油価格の下落などが支障となり、世界的なインフレが加速しにくい環境が続きそうです。
勿論、低金利・低インフレは、株式市場などのリスク資産にとっては大きな後ろ盾となります。
一方、15年の為替相場は14年ほどの一側性な円安とはならず、難解な動きになると見ております。日銀が量的緩和のアクセルを目一杯踏んでいるため、円安方向は続きます。
これに対し、今後緩和からの出口に向かうドルが相対的に上昇しやすい環境にあることにも変わりはありません。
2014年のドル・円相場は年初の105円台から12月8日には121円85銭まで約15%上昇しましたが、今年15年はこのような一本調子の上昇とはならず、また徐々にではありますが、日経平均株価は為替離れの方向を示してきそうです。
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