相場には夢と希望が満ち溢れています。同時に欲望と欲望がぶつかり合う戦いの場所で、常に真剣勝負が求められる場所でもあります。学問的なことだけを勉強し、専門用語を並べて相場を見ても相場は微笑んでくれません。
そういう意味では気が抜けないし、外部の雑音に惑わされてもいけません。過去何年も世界の動向を気にしてきたことは否めません。ただし、日本企業の業績不安も同時並行で存在していました。
しかし、昨今は多くの企業の業容は拡大、さらに手元資金は豊富で、明らかに事態は好転しています。いつまでも過去の柵にとらわれた相場観では、なかなか結果が出せないのが本音でしょう。
昨年から今年1月までの相場を見ていると、今年は過去の相場観から180度転換した発想が必要かも知れません。
「ダメなものはダメ」ではなく、「いいものはいい」への変貌です。長い時間を経てようやく「いいものはいい」と云える時代がきたのでしょう。
今年未年の相場は「売り場探し」が今まで以上に難しくなるような気がします。「買えば下がる、売れば上がる」は相場の常ですが、今年は「売れば上がる」の後悔が増える年になる…
相場格言では「未辛抱」の2015年相場は、どこまで(売りを)辛抱して引っ張れるかが、勝負の年になりそうです。
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