日本人が海外旅行で使う金額と、日本を訪れる外国人が国内で使う金額が2014年度に逆転したことが分かりました。
日本人の海外での支出は前年比4%の減の2兆245億円、一方、中国人旅行者の旺盛な買い物にけん引され、訪日客の消費は41%増の2兆2344億円で2099億円上回りました。
旅行収支が黒字になったのは日本人の海外旅行自由化前の1959年以来、実に55年ぶりです。
1人当たりの消費額は11年度から訪日客が上回っていましたが、旅行者数も減る日本に対し、訪日客は急増が続いております。15年1〜3月は「入超」になっており、15年度は内外の支出の差が一段と広がる見通しとなっています。
日本では、2003年から「ビジット・ジャパン・キャンペーン」と称して、観光立国に向けた環境整備を進めてきた結果で、日本経済を下支えする大切な存在になりつつあります。
海外から日本を訪れる旅行客をインバウンド(inbound)と呼びますが、海外旅行客数の水準を世界各国と比較しても、日本は14年時点で世界27位、2020年の東京五輪の影響を考えれば、インバウンド産業の伸びしろは大きいと云えます。
今後、インバウンド数の多寡が伝わる度に“インバウンド関連株”は動意づく展開となるでしょう。
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