外国人観光客が増えているのは日本だけではありません。
1950年に2500万人だった世界の海外旅行者は90年に4億4000万人、2010年には9億5000万人、14年も前年比4.3%増の11億3000万人と過去最高でした。2030年には18億人に達すると予想されています。
世界的にも観光産業は成長を続ける数少ない有望分野なのです。
背景は、新興国で中間層が増大していることと、ビザ発給要件などの規制緩和、航空運賃の低下などが主因です。
その観光業ですが、直接的、間接的、また誘発的な影響も考慮すれば、世界の域内総生産(GDP)の9%を占め、雇用者の11人に1人が携わる重要産業なのです。
14年の海外旅行者を出国地域別にみると、アジア太平洋からの旅行者が2億7000万人と欧州(5億8000万人)に次いで多く、05〜14年の年平均伸び率も6.4%と高いことが分かります(欧州は2.7%)。
なかでも人数・伸び率で他を圧倒するのが中国です。14年、中国人海外旅行者は前年比で約20%増え、1億人を突破しました。
国連世界観光機関によると、海外旅行者の約8割は「域内旅行」です。
アジアの旅行者はアジアを訪れることが多く、欧米やアフリカまでの旅行者は少ないのです。
日本が、経済成長著しく海外旅行熱が高まるアジア圏にあることは、大きなプラス要因なのです。インバウンド関連に注目!
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