大手企業の面接が8月1日に正式解禁となり、企業で新卒採用を担当する人は「これが売り手市場なのか」と、痛切に感じているようです。
第1希望の会社から内定を得た学生が、これまで「キープ」していた会社に入社を辞退する連絡を続々と入れ始めたからです。
内定辞退者の現状をリサーチしてみると、内定者300人のうち70%以上が他社に流れた会社など、辞退率が予想を大きく上回り慌てる企業が相次いでいます。
計画通りの新卒者を確保できなければ、会社の運営にも支障をきたすため、以前いったんエントリーしてくれた学生にも再び接触したりもしているそうです。
「今後のご健闘をお祈りいたします」―そんな決まり文句から、大量に届く不採用通知が学生らに「お祈りメール」と呼ばれ始めたのは遠い昔の話ではありません。
いまネットには学生向けに内定辞退の定型文が氾濫し、企業向けには「学生を辞退させないための内定者研修」も登場するなど、企業と学生、片方が笑えばもう片方が泣く運命なのでしょうか。
新卒採用も労働市場の一部ですが、誰かが得をすればその分誰かが損をするのは、市場のあるべき姿ではありません。持てる価値を交換し、取引の参加者全員が幸せになるのが本来の市場の姿でなくてはなりません。
当社はお客様とは、「WIN―WIN」で利益を共存できる関係でいたいと存じます。そして、ご入会頂いたお客様には、納得の利益を上げていただき、当社を二度、三度と選んで頂けるように、“顧客満足のプロ”をこれからも目指してまいります。
そして、「WIN―WIN」の関係構築には“人間愛”というヒューマニズムがなければならないとスタッフ一同、思っております。
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